おしえて№818  投稿者  ケイコさん
 携帯電話の電波ってどうやって運ばれるの? 電波の値段っていくらなの?
    携帯電話に関するシステムについて教えて!
アイコンのご説明
らいこうさん

電波やシステムが図入りで分かりやすく説明されています。
参考URL:ケータイ研究所[仕組み]
http://www.ieice.org/jpn/kodomo/keitai/system/index.html
 ここにSOS疑問の答えがあります。なお、電波にお値段はありません。
 ただ、それを管理する設備には多分膨大なお金は必要です。
Tsuneさん

 1番目の電波が、どうやって運ばれるかは、以前の疑問回答より抜粋します。
 電波は、正式には「電磁波」と呼ばれ、電解の周りにできる磁界、そしてその磁界の周りにできる電解、また、その電解の周りにできる磁界というように、鎖のよう連なって、空気中を伝播していきます。そして、基本的には、ある波長を持った波ということが出来ます。その波長にあわせた長さの、あるいは、波長の1/2、1/4、1/8などの長さのアンテナを設置すると、そこに微弱な電圧が発生し、それを、整え、増幅することにより遠くに情報を伝達することが出来ます。テレビやラジオは、そのようにして電波を利用しています。携帯電話も同様です。

 2番目の、電波の値段は、電波利用料として下記ホームページに詳しく書いてありますので、参考にしてください。
 URLは、電波利用料の額の部分を示しましたが、他にも色々な情報がありますので、トップページに戻って、他の情報もぜひ参考にしてください。(ちなみにアマチュア無線家の私も、年額500円の電波利用料を支払っております。)
参考URL:DENPA
http://www.tele.soumu.go.jp/j/fees/summary/summ03.htm

 3番目の携帯電話のシステムは、直接2つの電話がトランシーバのように結ばれているのではありません。
 基地局を介して、携帯電話会社のコンピュータ経由で行われます。まず、自分の携帯電話が今どこにいるのかが分からないと相手から、かかって来れなくなります。そこで、周期的に、(電話を利用していなくても)携帯電話側から基地局にアクセスして(電波を出して)、現在位置を知らせます。これで、どの電話がどこにいるのか、携帯電話会社ののコンピュータが記憶するわけです。すべての電話についてこれが行われているのです。それで、その携帯電話番号にダイヤルした際に、すぐにつなげることが出来るのです。
 発信の際は、最も近くの基地局を探し、(状態の良い基地局を選び)そこから発信します。移動している場合には、順次基地局を切り換えながら、通話をを継続できるシステムになっています。これをハンドオーバーといいます。ですからたまにこの基地局の切り替えがうまく行かないと切れてしまうことがあります。
 最近ではエリアが広がってほとんどの場所で、通話が出来るようになってきていますが、これは、基地局の増設が着実に行われているからです。よく、ねずみ色の塔の先端に4〜6本の長い棒がついているのを見かけますが、これが携帯電話のアンテナです。最近では、ビルやマンションの屋上に設置されている例も多くなりました。
 いくらエリアが広がったとはいっても、山奥に行ったりすると圏外になることがあります。これは携帯電話の基地局が設置されていないからです。
 以上簡単に書きましたが、これが携帯電話の受信、発信のシステムです。

携帯電話のアンテナ画像
参照URL:電磁波問題市民研究会
http://www.jca.apc.org/tcsse/antena/ph1-2.jpg
http://www.jca.apc.org/tcsse/antena/ph1-3.jpg
http://www.jca.apc.org/tcsse/antena/ant-4.jpg
 
正答者の方々です。本当にありがとうございました。

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