| おしえて№861 投稿者 MSさん | |
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実は、辞典に載っているものは「異体字」といって、例えば「島」と「嶋」と「嶌」のように「同じ意味を持っていて、ルーツも共通だけど別の字」というものが、この「令」の場合は「書体の違い」であり、「同じ字」という扱いされるので辞典には載っていないわけです。 他にも、ワープロと手書き文字が違う例は「心」や「人」「入」などが判りやすいですが、厳密にみれば手書きでは「日」の外の部分も長方形ではなく上底の方が長い台形になります。 明朝体の原型は中国のでは宋(Sim)体と呼ばれる書体です。 昔は、もちろんワープロもコピー機も輪転機も無く、本を印刷するのには木版が主流でした。 そのため、彫りやすいように唐の時代ころまでの楷書体をもとに宋の時代から少しずつ変化していき、これが江戸時代、明の時代に作られたお経を取り入れるときに一緒に取り入れられ、日本中に広まったことから明朝体という名前がつきました。 令をはじめとして楷書体よりは明朝体の方が直線的な部分が多いのはこのためではないでしょうか。 参考URL:「雑学大作戦:知泉」 http://www13.big.or.jp/~msk/tisen/52/52561.html 参考URL:「橋爪大三郎研究室 中国研修旅行 1999年度レポート(書体について) http://www2.valdes.titech.ac.jp/~hashizm/text/titech/china/report99/none99.html 漢和辞典に出てこないのはなぜかというと,字体(文字の点画のつくり)の差ではなく,書体(明朝体とかゴシック体,楷書体,行書体,草書体,隷書体など…)の差と考えられているからです。あるいはフォントの違いといってもいいでしょう。 「令」だけではありません。しんにゅうの第2画は,手書きの楷書だと「Σ」を左右裏返したような書き方になりますが,明朝体では「コ」のようになっていますね。 明朝体を始めとして,それぞれの書体には「デザインの違い」とでもいうべきものが多々あります。 それらをカバーするのは,漢和辞典ではなく,書体辞典やくずし字辞典など,また別の辞典の仕事になると思います。 小学校で教えている書体は,文部省(現・文部科学省)が標準として定めた教科書体です。 これは,従来より用いられている楷書体をもとにしたものです。 なぜ明朝体でないかというと,小学校では文字の書き方そのものを学ぶ段階だからでしょう。 つまり,明朝体で書いておいて,その通り手書きで真似されても困るので,「見たまま書いてよい」書体にしているのでしょうね。 下側を「マ」とする根拠はといわれると,昔から楷書体ではそう書いていたから,としか答えようがありません。 明朝体の活字では、令 と書くようです。 通常の印刷物では、明朝体が基本になることが多いので、この表記が一般的のようです。 教楷書体では、下を、マ と書きます。現代国語表記では、教楷書体のほうが正しいはずです。 つまり、令 と 書くのは、活字上の問題だと思います。 私の、国語辞典には、書き方として、下が、マ の、教楷書体が書いてあり、説明文は、明朝体の活字で書いてあります。 |