| おしえて№989 投稿者 ひーぼ&がいとさん | |
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回答とはちょっと違うのですが…… 日本が韓国人の名前を現地式に読むようになったのは,韓国政府からの要請があったからだ,という回答がありましたが。これは本当でしょうか。 以前から時々そのような話を見かけるので,気になって調べているのですが,いまだに事実関係を確認できていません。 1.誰が要請したのか。大統領か,代弁人(スポークスマン)か,また政府の公式見解か,誰かの私的な見解か。 後者なら誰なのか。大統領か,閣僚か,駐日大使か。 2.要請のあった日付はいつか。 3.どういう形で伝えられたのか。文書になっているのか,口頭による伝達か。 また当時記者会見などで公になっているのか,それとも外交ルート経由で秘密裏に伝えられたのか。 4.その要請はいつ,日本の一般の人々(たとえばここで回答している人など)に知られるようになったのか。 当時の新聞記事などに載っているのか,また後日明かされたのか。 後者だとすると,その情報の出所はどこか(たとえば本なり雑誌記事なり,情報源を特定したい)。 5.要請の詳しい内容はどのようなものだったのか。 こういった疑問をもっているのですが,どなたも答えていただけません。「韓国政府の要請」というフレーズだけが独り歩きしています。 少しの手がかりでも構いませんので,どなたか情報をお持ちの方,補足をお願いします。 特に,「中国に要求せず日本にのみ要求した」「これらの要求に手放しで応えた」とまで断言されているところからすると, 要請に対する日本側の反応もご存じの様子で,何らかの情報はお持ちなのではないかと思われますが…。 ちなみに,アメリカのレーガン(Reagan)大統領は,最初日本では「リーガン」と呼ばれていましたが, 日本からの記者がみんな「リーガン」「リーガン」というので,「私の名前はレイガンと読みます」と教えてあげたら,それ以降レーガンになったそうです。 これは新聞でも読みましたし,当時話題になった覚えもありますし,同時通訳者の村松増美さんの著書でも紹介されているエピソードですので,間違いないと思います。ルーズベルト(Roosevelt)大統領も最近はローズベルトです。 本人が日ごろ使っている(いた)読み方,現地で使われている読み方になるべく近く読む,というのは, 相手をお互いに尊重するという,自然なことだと思います。 その中で,漢字文化圏では例外的に自国式の読みをしていたわけですが, それも世の流れとして相互尊重にかわりつつあるのではないかと思います。 それを「自虐」などと結びつけて解釈するのは,深読みのしすぎだと思いますが…。 米国に長く住み、中国人を配偶者に持つものです。 米国では、「一般中国人」が自分を呼ぶ時にも、また新聞等で名前が記載される場合も、ひっくり返した名ー姓の順番です。 さらに多くの米国在住中国人は、キリスト教の洗礼とは関係なく、好きな(あるいは中国名発音に近い)西洋の「ファーストネーム」に替えてそれを名乗ります。中国や台湾に帰ってからも、その西洋のファーストネームを使い続ける人が多いようです。 西洋のファーストネームを使うことが、一種の地位になっているようです。 自虐的な日本人だけが名ー姓の順に替えるという見方は、事実に反すると思います。 米国に住んでいると、日本人には簡単な名前を発音して貰えないという場面にしばしば出会います。 また、当然、どれが姓かを分って貰えません。 私も仕方なしに名ー姓の順を使っていますが、名前は意地で名乗り替えませんでした。だから、いつも自己紹介が大変です。 日本にいる日本人が、ローマ字で名前を書く際に、順序を逆にする必要は無いと思います。 英語で論文を書くときには、姓、(カンマ)名 の表記を使っています。 関心はあるけれど調べたことがない疑問ですが、米国の報道機関は、中国人に関して、姓ー名の順と、名ー姓の順を、 どこから使い分けているのか知りたいです。姓ー名の順で書かれたら、その時点で「要人」の仲間入りなのかなあと。 少々回答とはズレますが、既に回答されておられるように、韓国人の読みで事実上の相互主義になったと思われます。 ただ、韓国は独立回復以来『ハングル専用政策』をとってきたため、もともと日本人に限らず漢字名の読みを韓国式に読み替えるという作業ができない人間が結構な数でいらっしゃるらしいという事情もあります。 音のみを表すハングル中心でやっているので現地読みにせざるをえないわけです。 韓国式の読みを、中国に要求せず日本にのみ要求したというのは、中国でそれを通すのが難しいという事情もありますが、反日感情の根底に中華思想的な観点からの日本蔑視を抱える韓国としては「主である我々が彼らを日本式で呼んでいるのに従にある日本が我々を自国式で呼んでいるのはプライドが傷付く。」という少々・・・な感情があったのは確かでしょう。 日本のマスコミの自虐姿勢がより強くなってきた時期であることとこれらの要求に手放しで応えたことは無縁ではないと思います。 ちなみにNHKの『アンニョンハシムニッカ?ハングル講座』は朝鮮語とするか韓国語とするかで南北への配慮が図られた結果、 文字を表す『※ハングル』講座になったそうです。 ※但し、ハングルも厳密には韓文字の意であり北ではチョソングル=朝鮮文字と呼びます。(漢字は『ハンチャ』) 意見1について。 「外国語の中で姓名をひっくり返すのは日本人だけ」 よく,こういう議論を目にします。しかし,実際にはどうでしょうか。 2002年の日韓ワールドカップ大会のとき,韓国チームの背中に書かれた名前は,苗字が後でした。 かりに金大中(キム・デジュン)大統領の名前を例に取ると,D J KIMという方式です。 同年秋,韓国の釜山で行なわれたアジア大会では,競技によって表記が異なりました。 D J KIM, KIM D J, 両方があり,しかもDJにピリオドがあったりなかったり,バラバラに分かれていたので, 統一すべきではないか,という意見を韓国の新聞の投書欄で読みました。 また,韓国の人が持っている名刺に書かれた氏名のローマ字表記も,姓名の順の人もいますし,名姓という人もいます。 「数でいうと何%か?」ときかれるとちょっと困りますが,少なくとも「名姓」と書いている人は珍しくはないといえます。 世界的に有名な映像アーティストで「ナムジュン・パイク」(Namjune Paik)という人がいます。 漢字で書けば白南準(ペク・ナムジュン)です。もっとも,政治家の名前がマスコミに出るときは, Korean President Kim Dae Jungのように姓名の順が普通ですが,これも以前は違いました。 たとえば李小晩(イ・スンマン)大統領は,英語の文章ではSyngman Rheeとして出てくることが多いです。 というわけで,「韓国人はどこにいっても姓名の順を守る」というのは,過去も現在も,事実と異なっています。 「韓国人全員とは言っていない」というのであれば,日本人だって,姓名の順序を守っている人はよくお目にかかりますから,同じことでしょう。 「日本でいま発行されている英語の新聞に韓国人名が出るときは,姓名の順になっている」というのであれば正しいといっていいでしょう。 中国人の場合は,韓国人に比べると,姓名の順を守る場合が多いようですが,それでも既出の回答にあるように, ホンコンやシンガポールなどの人に多い英語風の名前の場合は名姓の順序になることが多いようです。 (香港やシンガポールでは,戸籍上は中国風の名前でも,小学校に入った時などに英語名をもらうようです。 アグネス・チャンやブルース・リーも,それぞれ陳美齢,李小龍という漢字名をもっています。 アグネス・陳,ブルース・李,というわけです。) 有名なチェロ奏者に,ヨーヨー・マさんという方がいらっしゃいます。 パリ生まれの中国系アメリカ人ですが,漢字で書けば「馬友友」です。 これは純粋な漢字名であるにもかかわらずひっくりかえっている例ですね。 もっともこういった話は,日本の氏名の議論においてはいわば脇道で, 「日本人の氏名をどう表記するか」とは別問題ですが,よく「日本だけ欧米に合わせて,情けないことだ」 のような言い方がほとんど定番といっていいほどよく見受けられるので,事実としてどうなのかという点だけ書きました。 あんまりことさらに「日本だけ」「日本だけ」と言う必要はないと思います。 他の国の人も,異なる文化と出会った時,それぞれに悩んだり戸惑ったりしながら折り合いをつけているということでしょう。 意見2について。 あなたの質問の中に答えが出ています。 「名前って世界の何処へ行っても同じでしょ?」とおっしゃいながら,“「江沢民」は「タクミン・コ」とは言いません。” 江沢民は中国語(標準語)ではチアン・ツォーミンのような発音になります。 テレビ・ラジオのニュースでは,韓国・朝鮮人の名前は現地の発音に近く読んでいますが, 中国人の名前は日本式に読んでいますね。 この理由を,マスコミは「相互主義」という言葉で説明しています。 相手に合わせるということのようです。 つまり,韓国・北朝鮮のメディアは日本人の名前を日本語の発音に近く読むが, 中国のメディアは中国式に読むからだ,ということだそうです。 実際,中国では,広末涼子→クヮンモ・リャンツ,松たか子→松隆子(と字をあてて)→ソン・ロンツ, といった具合に,中国語の音読みになります。 ではなぜ中国では日本語読みが普及しないのか。 理由として考えられるのが,第1に,中国語では,日本語のかなや韓国語のハングルのような表音文字がないので,音を表しにくいということ。 (もっとも,2002年のワールドカップの新聞記事では,名前のあとにカッコでローマ字を付記していました。 中田選手はチョンティエンではなくNakataでした) 第2に,中国国内でもさまざまな方言があるので,同じ漢字でも地域によって読み方がかなり違うこと。 そのため,同じ漢字という意識さえあれば,実際の読み方が違っていても「同じ名前を読んだ」と感じられるのだと思います。 例えば,香港は現地ではホンコンと読みますが,標準語(北京語がベースです)ではシャンカンと読みます。 逆に,北京は現地ではペイチンですが,香港に行くとパクキンになる。 その延長で,東京は現地ではトウキョウだけれど,標準語ではトンチン,広東語ではトゥンキンになる,と いうように,韓国や北朝鮮や日本の地名・人名も,標準語では北京式に,また香港の人は広東語式に読むのでしょう。 なお,「相互主義」がよい方法かどうかは別です。 相手の姿勢に関わらず,現地読みで通す,あるいは日本語読みで通す,というのも,それはそれで一応筋の通った考え方だからです。 実際,最近の韓国のマスコミは,中国の人名・地名も現地語読みしています。 中国側はこれまでと同じく,韓国の人名・地名を自国語読みしているにもかかわらず, いわば「一方的」に中国語読みをしています。江沢民も,昔はカンテンミンでしたが, 今ではチアン・チォミン(ツォの音はハングルにない)と見出しにも本文にも書かれています。 要するに,漢字という文字が,同じ形をしていながら地域によって違う発音をもっているために,こういう問題が起きるわけですね。 しかし,それならアルファベットで書けば解決するかというと,そうでもありません。 すでにミヒャエル(独)→マイケル(英)の例が出ています(フランスに行ったらミシェルかもしれない)。 テニスの伊達公子さんがアメリカに行ったら,知らない人はきっと「デイト」さんと読むでしょうね。 日本ではナオミ・キャンベルさんと呼ばれている女性がいますが,現地の発音だとネイオウミのようになります。 スイスの独立運動の志士,ウィリアム・テルは,ドイツに行くとヴィルヘルム・テルになります。 ローマ法王,ヨハネ・パウロ2世は,英語ではジョン・ポール・ザ・セカンドです。 (ラテン語ヨハネ,英米ジョン,独ヨハン,仏ジャンとなる) というわけで,「名前って世界の何処へ行っても同じでしょ?」というほど簡単にはいかないんです。 (以前,別の疑問系サイトにいくつかに分けて書いた記事をもとに再構成しました。長くなってしまってスミマセン) 韓国政府の要請によります。 1984年に、全斗かん?(字を忘れました)大統領が来日したときに、韓国政府の要請がありました。 世界の通例として、その国民の普通の読み方をよしとしているのに、 韓国政府の要請により韓国読みします。 それまで、ぜんとかんと読んでいたマスコミは、チョンドファンと途中から変わりました。 ハングル語講座の登場もそのころだったような。 それまでは、韓国語講座の名称だったかな。 アメリカ人に「なぜ日本人の名前を姓と名をひっくり返して呼ぶのか」と聞いてみたんです。 すると「日本人がひっくり返すから」という答えでした。 ではなぜ日本人は自分の姓と名をひっくり返すようになったのでしょうか? それは英語を義務教育にすると決めたときに、 当時の文部省が姓と名をひっくり返して言うようにと指導したからなんですって。 なんでもアメリカの真似をすりゃいいってもんじゃないですよね・・・ 意見1について 中国(特に香港)でも俳優などは、名(ニックネーム)・姓の順序になってます。 ジャッキー・チェンとか、アグネス・チャンとか、ジュディ・オングとか。 この3人はいずれもチェン、チャン、オングが姓です。 国際派になるには、その方が親しまれやすいのでは? 日本でも、中国での本名よりその方が親しみやすいと思うはず。 西洋文化を基準としている現在の特徴かも。 意見2についてですが、回答と言うわけではありませんが、漠然と思うに、 日本人が外国人スターなどをカタカナ読みするのと同じ様な感覚なのではないでしょうか? 私は長いことシンガポールに在住しておりましたが、 シンガポーリアンは私の名を日本語名と広東語名と両方で呼んでおりました。 特に広東語名で呼ぶ方が呼びやすいと言う意見が多く、あまり日本語名では呼ばれませんでした。 ちなみに雅はYAと呼びます。【やー】です。 世界のどこに行ってもその国しきたりに馴染もうとするのが日本人でしょう。 これは鎖国を廃止した明治維新のあたりからだと思います。 外国に追いつくために外国の風習を取り入れたためではないでしょうか。 同じ日本国内でもその地方に行くとそこに合わせようというのが良くも悪しくも日本人なのです。 姓から呼ぶか名前から呼ぶかは国によっても違います。 アメリカは名前からですが先進国の中ではビジネスの場では姓から呼ぶ方が多いのです。 <意見1について> これは勝手に英語式に直しているだけです。 向こうの人が英語式に理解するのはともかく、こっち(日本)も変にへりくだって英語式(苗字が後)に合わせているのです。 ただ、数年前だったか、国語審議会かなんかで「ローマ字表記の際に日本式も進める」という話もありました。 ただ、外国人(欧米語圏)にわかりやすく伝えるためには名前が先でしょうね。 なんせ「ファーストネーム」ですから。 日本人だってかたくなになってケイジ・ニコラスなんて言っても良さそうですが、 日本はうまく海外のものを融和させますからね。かえって不自然に感じられたりします。 <意見2について> これは、「お互い様の法則」です。 例に挙がった「江沢民」も、現地では「コウタクミン」ではありません。 たとえば韓国は向こうでも日本語読みを重視してくれるので こっちも金大中を「キムデジュン」と原語(に近い)読みをしますが、 そのむかし、まだまだ日韓交流が十分でない時代は 同じ人「キンダイチュウ」と読んでいました。 中国については「向こうもこっち流を尊重してくれない」のです。 元々「言語と全く同じ発音」は無理なことが多いですね。 「マイケルジャクソン」だって「マァイキェァォジャクスン」っぽく 言わないと「僕そんな名前じゃないもん!フー!」と怒られるかも知れません。 実に「お互い様」です。「私の名前はこうじゃないといや!」と気になる人は、 向こうの人名も向こうの言葉に忠実に発音しましょう。アフリカ人とか大変ですが。 ひーぼ&がいとさんのご不審はごもっともであり、良く言えば「相手に合わせようとする」 悪く言えば「主体性がない・押しが弱い」国際社会での日本人の有り様を反映したものでしょう。 中国人やコリアンが外国へ行ってもそのままなのは御説の通りで、またこれは少し意外に思われるかもわかりませんが、 ヨーロッパの民族でもハンガリーの氏名は「姓・名」順になっています。 但し、中国人が「ピンイン」といって発音をローマ字式に認識するようになったのは、 中国四千年の歴史から言えばつい最近のことであり、伝統的に彼らは何かの漢字の発音に当てはめなければ、 その音を発音できなかったのです。また、日本の仮名のようなものもありません。 日本人は錯覚しがちですが、「ピンイン」はあくまで「漢字の音」を類似的にローマ字風に (厳密に言えば欧米語の発音記号風に)表したものであり、その逆はできないのです。 従って、中国人が全部強引に漢字の発音に当てはめてしまうことについては、 カナを持つ日本人の感覚で言うのはちょっと酷な気もしますが、一種の「中華主義」であることには違いありません。 今後は日本人も堂々と「姓・名」の順で表記・発音すべきでしょう。 漢字を中国音読みするだけでなく、読み方を合わせてしまう例も多いようです。 例えばF1中継など見てると、ドイツ人「ミハエル・シューマッハ」は、英語のインタビューで「マイケル」って呼ばれてますね。 |