おしえて№322 投稿者 ノラさん
 ⇒狼と娘のよい関係?
 〇面会者リストに「娘」と記入したら、「狼」に見えたから直しておいたと言われました。(^^;?
良い女が、娘なのはわかりますが、なぜ狼が良い獣?
くろぅさん

 たしかに良という漢字の意味はうつくしい、かしこいなどのいいことづくしです。この漢字の原義も調べてみましたが、この漢字のそれは明確にはなっていないようです。一説には枡の中に穀物を出し入れする象形文字(○の中に・、または□)が原義であるというものがありますが決定的ではありません。でも、けものへんに良でおおかみだからオオカミは良いけもの?ということではないのです。
 たしかに漢字の構成には旁の部分の意味が影響することがありますがそれだけで漢字が完成しているのではないのです。漢字の構成は「音符」というしくみが大きく影響しています。この狼という漢字はけものへんで動物であることをあらわし、旁の良でもともとの発音「ロウ」を表しているのです。このように旁の発音の仕方を借りて漢字は構成されています。  
 では「娘」は?ってことになりますね。この字の音読みはジョウです。これも旁の良が音符になっていますが、転音しているのです。ちなみに日本ではこの字をもっぱら「むすめ」と読みますが、本家の中国では娘は少女をあらわし、この読み方ジョウが嬢(母の意味)と同じであるためしばしばこれと混用され、後には嬢の意味で娘が使われるようになったとのことです。

けんたさん

 良という字は、もともと穀物を洗って奇麗にしている様子を表した字です。そのため「冷たくとぎ澄まされた」と言う意味もあります。狼は冷たくとぎ澄まされたように冷酷な獣と言う意味で獣偏に良と書いたようです。一方、娘の方はまさしく良い(美しい)女の意味ですが、辞書によっては古代の中国では、「娘」を意味する言葉と「良」と言う文字の読みが同じだったため、音を借りた形声文字である。と書いてあるものもあります。

Tsuneさん

 音読みの「ろう」からきているのではないでしょうか。中国から漢字が伝わった際に、音読みを重視し、それに言葉(漢字)を当てはめていったという経緯を聞いたことがあります。

TAKEさん

 古来日本では狼は大神に通じるものとして神様として序列されていました。ニホンオオカミは火を消す知恵を持っていたとも言われ(体を水で濡らして火をもみ消すことを知っていたという話があります)ただむやみに火を恐れて近寄らない他の獣と比べても別格扱いでした。
 また農耕民族であった日本人にとっては狼は農作物を荒す鹿や兎や猪を狩ってくれるものでもあり、有り難い存在でした。こういう経緯があって日本語では狼は「良い獣」になったのだと思います。北欧や欧州で狼が悪い獣の代表格なのは、牧畜を主にして暮らしている人にとって大事な生活の礎である家畜を狩ってしまう迷惑獣であったからです。余談ですが北欧神話では巨大な悪狼神が一番えらい神様を飲み込んでしまいました(爆)

いただきプウちゃん

 「狼」の字の「良」は「浪」からきたそうです。
 狼が群れをなして獲物を襲う姿が押し寄せる浪のようであるから、右側の音符「良」をとってつけたみたいです。(漢語林より) 私はてっきり、狼の肉質が「良い」からだと思ってました。超あさはか!!

浜ちゃん

 なんと言っても、狼の語源は「大神」ですから

とっちんさん

 狼(おおかみ):イヌ科の哺乳類。大きさは大型のイヌくらい。耳は立ち、尾は長く、ふさふさした毛がある。性質は荒く、鹿などを食べるほか、冬には群をなして人畜を襲うこともある。平原や林の岩場などにすむ。ヨーロッパ、アジア、北アメリカに分布。日本にはニホンオオカミ、エゾオオカミの二亜種がいたが明治時代に絶滅。昔から、「山神の使い」として敬われた。
by.小学館 国語大辞典

こわーい何処の奥様のことを「山の神」なーんても言うでしょ。

iammyさん

 中国語の『良』には『蒼い』という意味もあります。
『狼』=『月明かりで毛皮を蒼く光る獣』です。

超な兄貴さん

  それは昔、昔、ヨーロッパで
 悪い少女「赤頭巾ちゃん」がいました。
 彼女は森で、きこりや猟師をみかけると迷子だと泣きついて行き、おんぶしてもらったら、すかさず、首を絞めて気絶させ、金品を強奪していきました。一説にはその赤頭巾は血塗られた頭巾ともうわさされました。
 
 しかし、ある日、業を煮やした狼さんは、赤頭巾に身寄りがいることを知りました。そこで、まず、狼さんはその身寄りである赤頭巾の婆の家に行きました。婆は今で例えるならまるで、コギャルのような山姥でした。おおかみさん、深手を負いながらなんとか婆を退治しました。すると、あかずきんちゃんもそうとは知らずやってきて、狼さんは婆のふりをして赤頭巾ちゃんを油断させ、かけつけた猟師とともになんとか退治しました。

 この話の教訓は悪者に見える狼は実はいい奴で、いたいけな少女が実は極悪人という「人を見かけで判断するな」という意味がこめられています。


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スゴイですね〜。 このストーリーで一冊の絵本を作ると面白いと思うんだけど...だれかやってみない?
 今回も諸説入り交じっているようですね。みなさんの正答があまりにも説得力があるので迷っちゃいますよね。
正答者の方々( 8名)です。ありがとうございます。
くろぅさん・けんたさん・Tsuneさん・TAKEさん・いただきプウちゃん・浜ちゃん・とっちんさん・iammyさん・超な兄貴さん★

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