| おしえて№53 投稿者 ぴっころさん | ||
マンガ家も政治家も医者も、「先生」。単語ひとつで表せると思えば使い様によっては便利かも。 「先生=先に生まれた者」、すなわちその分、経験や知識を持った人物に対して尊う気持ちから出た言葉ではないかと推測しますが、現代において、これがその通りの使われ方をしているかというと・・・どうでしょう? 「センセイも 所詮 生徒の なれの果て」。昔、学生だった頃、嫌いだった教師に送ろうかどうか迷った駄句です。イヤな言葉は使わなければ良いのですが、そうも言ってられない時もあるでしょう。 そんな時は口で「センセイ」といい、心の中で「アカンベー」をしましょう。気休め程度ですが、ちょっとは気分的にマシです。(^^; 辞書で引くと先生のもとの意味は「先に勉学を始めた人」ということです。中国語でも先生は(尊敬をこめた)○○さんという意味です。 それで、広義に現在の用法となりました。しかし厳密に言えば、自らが教えを求める人は「師」というべきです。日本の「師匠」中国の「老師」ですね。さらに、理由はおそらくぴっころさんが嫌う原因を想像すれば簡単ですが、明らかにその器でない者が利害などの関係でそう呼ばれることを嫌悪することから、逆に軽蔑の意味を込めて比喩・揶揄に使われてもいます。 日本だけじゃありません。中国語では、男の人に呼びかけるとき、〜さん、の代わりに〜先生、と呼びかけます。 縦社会の宿命というか、他の人を重んじて、自分を下手にもっていく、美意識の表れだと思います。実際、そう呼ばれてとてもうれしそうな人っていますよね。 ただ、ぴっころさんと同様、わたしもこの習慣は大嫌い。国際化とともに消え去っていく習慣ではないでしょうか。 日本には目上の者を本名で呼ぶのをマナー違反とする作法があります。過去疑問集№27を参照してみて下さい。 まあ最近はイヤミ半分で『ホント頼みますよ,××センセー』なんて使われ方もしますが(^^;) 『先生と呼ばれるほどの馬鹿もなし』という川柳がありますね。 自分にとって、逆らうことのできない相手でも、「こんのやろぉ〜、エラそうにしやがって。たいしたことないくせに」って思うことってよくあると思うんですが、そんな相手に向かって、『先生、先生』って敬意を表わしてるフリをしながら馬鹿にするんです。 日本人ってそんな人種。自分が、教職員でもお医者さんでもないのに『先生』って呼ばれたら、「あっ、馬鹿にされてる」って思って正解。 先生は本来、読んで字の如く、「先に生まれた」人、つまり年上の人を指します(反対語は、小生とか後生ですね)。 そして長年にわたり我が国の道徳規範の基礎であった儒教では長幼の礼を重んじます。そのため先生が尊敬を表す意味で使われるのです。 その後、学問、技術などのに長けた人、教えを授ける人も、その道で先に進んだ人の意味から使われるようになったようです。 儒教を排した国学者、本居宣長などは「大人(うし)」と呼ばれますが、これは(儒教的な)先生という呼び方を嫌ったものと思われます。 本来はそうした尊敬の念をこめて使われた「先生」ですが、時代が下って一般敬称として用いられようになり、更に接客業などで「社長」と並んで乱用されたのが「先生」であった訳です。 「先生と呼ばれるほどの馬鹿じゃなし」との川柳があるように、心有る人は使いませんし、呼ばれて喜ぶようでは軽蔑を受けるだけです。一部(全部?)政治家とか、心無い人たちは先生と呼ばれないと不満に思うようで、さしさわりのないように「先生」を使うのでしょうが、裏では嘲笑っているのではないでしょうか。 英語でさえと書かれていますが、イギリスではMr.,Mrs.(さん)をつけずに学校の先生を呼ぶことはないでしょう。アメリカでは、学校の先生もファーストネームで呼ぶようです。英語が豊富な尊称をもつ言語であるとは思えませんし、国によって事情は大きく異なります。 |
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| 江戸末期の塾生は先生を選んだそうです。選ばれた「先生」こそ呼ぶに相応しい人だと思いますよね。 | ||
| 正答者の方々(7名)です。ありがとうございます。 | ||
| くろぅさん・シャオリンさん・超な兄貴さん・iammyさん・ カチュウノヒトさん・メンチさん・浜ちゃん |