復刊が決定したようです。品切れになるとまた、入手困難になるかもしれません。ご入り用の方はぜひこの機会に。
初版は1960年。もう半世紀近く前の本ですが、古典語ですから内容が古びることはなく、これを超える中級以上の文法書はいまだに日本には無いと思います。また、大学書林の注釈つき対訳本や、シャルル・ギロー『ギリシア文法』(白水社)のように、高津春繁『ギリシア語文法』(岩波書店)の頁数を指示して参照させるつくりの学習書や概説書まであります。
ところがこのような本が新刊では手に入らず、古書店に出回ることも稀であるというのが現状なのです。版元である岩波書店に復刊してもらうのが一番ですので、次のようなかたは岩波書店の復刊リクエストや復刊ドットコムから投票されてはいかがでしょう。
版元の岩波書店では復刊希望書目のリクエストを受け付けていて、品切れ書目の復刊の参考にされているようです。『ギリシア語文法』の復刊を希望する人が多ければ、復刊してもらえるかもしれません。
岩波書店のサイトの以下のページからリクエストできますので、高津春繁『ギリシア語文法』を復刊して欲しいという方は、想いのたけを版元に伝えましょう。
「復刊ドットコム」では、絶版本の復刊リクエストをウェブ上で募り、投票が一定数を超えると版元に復刊交渉をするというサービスが行なわれています。復刊されるかどうかは交渉次第ですから、「投票→即、復刊」とはなりませんが、票が集まらないことには交渉すら始まりません。
投票しても購入の義務は生じません。面倒臭いのは最初の一回だけ。あとは「これ!」という本に投票しほうだい。利害を同じくする皆さま、よろしくお願いいたします。
【2006/05/27 追記】 100票集まりました! でもまだ投票はできるようです。投票されていない方はぜひぜひ。
最終更新日: 2006年11月3日 連絡先: suzuri@mbb.nifty.com