マムシグサ
サトイモ科
Arisaema serratum

花は5月〜6月頃に咲きます。
草丈が70〜100cmくらいになる多年草です。
コウライテンナンショウやホソバテンナンショウなど、多くの別名があります。


 マムシグサというのは、茎にある紫褐色のまだら模様を毒蛇の「マムシ」に見立てた名前です。花は緑色の苞(ほう)に包まれていて、あまり目立たない上に、どちらかといえば不気味な感じさえ与えます。
 花よりも実のほうが印象的な植物は多々ありますが、中でもマムシグサは印象的です。9月後半から10月、秋も深まって気の早い草が枯れ、林の奥まで見通せるようななった頃に、真っ赤な実のかたまりが鮮やかです。写真はちょっと時期が早くて先の方しか赤くありませんが、もうすこしすると全体が真っ赤になります。
 マムシグサの仲間は、一応雌雄別株ですが、しばしば性転換をすることが良く知られています。球茎(イモ)にある程度栄養が溜まると雄株になり、さらにたっぷりと溜まると雌株になります。けれど、実をつけた栄養を使い果たして次の年は雄株になります。子孫を残すということが、どんなに大変なことかがわかりますね。
 (写真をクリックすると、夏の花の少し近くで撮った写真が見られます)


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