春の花といったとき、はずせないもののひとつがミズバショウのようです。花びらのように見える白い部分は葉の変形で苞(ほう)といいます。葉は、花が終わった後で1m前後に大きく伸びます。 誤解の無いような最初に行っておきますが、北海道ではミズバショウは高山植物ではありません。湿地にならどこでも生える比較的ポピュラーな花です。最近でこそ、自然公園のように昔の環境が比較的保護されたところでしか見られなくなりましたが、一昔前までは田んぼのアゼなどでも普通に見られたといいます。 群れて咲いている様子を見ると、白と黄緑のコントラストがなかなか綺麗です。1本の花をじっくり見ることは少ないのですが、写真はあえてアップで取ってみました。綺麗という花では無いですが、なんとなく清楚でありながら強い感じを受けるのは、花びらに見える苞のせいかもしれません。印象が強いような弱いような、よくわからない花でもあります。 それにしても、直径2メートル前後に育ってしまった夏の株の様子を見るに付け、異称の「ヘビノマクラ」がぴったりの植物だなあ、と思わざるを得ません。ちなみに、5年前の夏、この葉っぱの上でとぐろを巻いた蛇を見てしまったことがあります。私もかなりビックリしましたが、蛇の方もこちらを見つけると、ビックリしてそそくさと逃げて行きました。