フクジュソウ
    キンポウゲ科
    Adonis ramosa


    3月〜5月に咲く多年草。
    草丈は10〜30cmくらい。
    明るい広葉樹林の下に生えます。


     正月の祝花用として栽培もされている福寿草(ふくじゅそう)は、元日草(がんじつそう)とも呼ばれます。根を煎じて飲めば強心剤としての効果もあるといいます。

     アイヌ語では「クナウ・ノンノ(クナウの花)」と呼びますが、これは雷の神の末娘である霧の神クナウの名から付けられたものです。
     クナウは神々のなかでも最も美しい女神でしたが、父の雷神は大地の支配者である醜いモグラの神と結婚させようとします。しかし、この縁談を嫌ったクナウは婚礼の席から逃げ出すと、ひとり草むらに隠れてしまいました。けれどすぐにモグラの神に見つかってしまい、その怒りにふれて一本の草、つまり福寿草に変られてしまったのだと伝えられています。

     もうひとつ、魚のイトウ(アイヌ語ではチライ)が川を遡る頃に咲く花だということで、「チライ・アパッポ(イトウ魚の花)」という呼び方もされるようです。

     野幌森林公園内では、春の初めに散策路沿いにたくさんのフクジュソウを見ることが出来ます。それこそ、どこででも見られる花なので、この花が『絶滅危惧種』に指定されていることを知ったときには、本当に驚いてしまいました。



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