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第13話 汚れた二人の顔役
左内と万吉は、新宿のヤクザ角筈の重五郎一家が志乃をさらい、用心棒(好物:スルメ)が宇助を斬り捨てる場面に出くわした。この時、左内とスルメ侍は斬りあいになり引き分ける。志乃は両替商唐津屋伝兵衛の娘であり、宇助はその店の奉公人だった。 伝兵衛は、娘をさらった角筈の重五郎の殺しを半右衛門に依頼する。 志乃が重五郎の元へ連れて来られたのには訳があった。 志乃の兄貞次郎が、唐津屋を賭けた博打で重五郎に負け、店の代わりに志乃が引き渡された。 つまり志乃は重五郎の妻にさせられてしまうのだ。 志乃は、体を奪おうとする重五郎に、宇助の初七日が過ぎるまで待ってくれと頼み、了承を得た。 一方、唐津屋には重五郎の配下千代の利平が乗り込み、伝兵衛が殺しを依頼したことを察知されていた。 帳簿と現金を照合すれば金が減ったかどうか判るという利平の言葉に恐れをなし、伝兵衛は半右衛門に依頼の取り消しを要請して頼み料を返還してもらう。 自分の博打狂いが家族を不幸にしていると理解した貞次郎は真人間になると宣言。ところがそんな言葉もどこへやら、貞次郎は再びギャンブルに手を染めて、今度は赤坂のヤクザ一つ木の政蔵にボロ負けして店を取られてしまう。 そのことを知って伝兵衛は思わずダウン。そして店内の物は次々と政蔵一家に差し押さえられていく。 この先どうなっちゃうの、唐津屋は? 利平から報告を受けた重五郎は、殴り込みをかけずに一つ木の政蔵一家の縄張りを占領する策を講じる。 それは政蔵を仕掛人に殺させるということだった。 実は同じことを政蔵も考えていた。半右衛門は双方からお互いの殺しを頼まれ、その両方を引き受けた。 左内が赤坂で政蔵を、梅安が新宿で重五郎を抹殺。 そして新宿へ駆けつけた左内は、スルメ侍との一騎討ちに臨む。
【梅安の一言】
「家のひさしにブリが一匹下がってましたとさ、これが本当のひさしブリ。」 【万吉の一言】 「先生、道場が始まります!」 【左内の一言】 「これで子供のところへ帰れる。」 【次回予告】 こちらが仕掛ける前に、誰かが殺っていた。果たして、誰が、何の目的で、仕事を横取りするのだろうか?その上、おくらまでが相手の手中におちてしまった。次回の必殺仕掛人に、御期待下さい。 【キャスト】
西村左内/林与一 藤枝梅安/緒方拳 万吉/太田博之 貞次郎/酒井修 彦次郎/岡本健 追分の千太郎/堀勝之祐 田町の佐七/千葉敏郎 角筈の重五郎/内田朝雄 千代の利平/浜田雄史 唐津屋伝兵衛/市川男女之助 用心棒/山本一郎 乾分の定/北野拓也 宇助/真木祥次郎 菊造/三木昭八郎 お勇/山口朱美 女郎/八代郷子、大滝英淆子、内田真江 駕篭屋/池沢道春、香西正人 一つ木の政蔵/安部徹 志乃/尾崎奈々 音羽屋半右衛門/山村聡
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