暗闇仕留人各話紹介
■更新事項(2003.01.02) 暗闇仕留人各話紹介第14話へのリンクを追加。
第13話 自滅して候
将軍に仕える御小姓組の採用試験が間近に迫ってきた。貢が家庭教師を勤める中根小一郎の母・中根ちづは、採用試験を巡る小一郎のライバル富田平馬の存在に危機感を募らせていた。
もう一人の家庭教師佐島昌軒から裏稼業の噂を聞き込んだちづは、大吉を訪ね平馬の受験妨害を依頼、しかし心変わりしその場で依頼を取り消してしまう。結局大吉の手にちづが置き忘れた頼み料5両が残された。
その後、小一郎は見事試験に合格。しかし石屋の使いと自称する大川原甚内と虎杖(いたどり)の弥八が、平馬を始末したことをネタにちづに脅迫してきた。
ちづはこの件を佐島に相談するが、実は佐島が大川原・弥八の黒幕だった。続いて佐島は大吉に金貸し金右衛門殺しを依頼する。大吉と半次は仲間を差し置いて二人っきりで殺しを実行。しかしその後、大吉が金右衛門を殺したという投書が北町奉行所に寄せられる。幸い主水のおかげで投書はもみ消されたが、それはちづと大吉のセカンドコンタクトを阻止するべく、大吉抹殺を目論んだ佐島の罠だった。
佐島の狙いは中根家から金を巻き上げることではなく、愛しいちづを我がものにすること。大川原や弥八との利害の不一致が決定的になった佐島は、内輪もめの末大川原を得意技の頭突きで殺害する。佐島から逃げ出した弥八も、主水から中根家の一件の事情聴取を受けた末に仕留人の見守るなか主水に刺殺される。
その後、佐島に迫られ体を奪われたちづが自害した。ちづが置いていった5両を分配する仕留人。
大吉に金右衛門殺しと同時に作成を依頼した自分の墓石が完成し、それを見に行く佐島。墓石に刻まれた命日が今日(嘉永六年九月二十一日)であることに驚く佐島の命を、大吉を貢が狙う。

【貢の一言】
「貧乏ってのはいけねえよ。貧乏ってのは罪悪だなあ。」

【次回予告】
私だって女です。誰にともなく女は語りはじめた。本当は寂しかった。誰かにすがって生きていたかった。すべては哀しみ。泣きもせず、叫びもせず。次週、暗闇仕留人に御期待下さい。

【キャスト】
糸井貢/石坂浩二 大吉/近藤洋介 おきん/野川由美子 妙心尼/三島ゆり子 弥八/江幡高志 大川原甚内/浅香春彦 半次/津坂匡章 金右衛門/日野道夫 お咲/三浦徳子 又造/寺下貞信 利平/日高久 小一郎/比嘉辰也 平馬/下野耕治 妾/尾形徳香 佐島昌軒/山本学 中根ちづ/南田洋子 中村主水/藤田まこと

本放送日:74.09.21  脚本:野上龍雄  監督:松本 明 

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