暗闇仕留人各話紹介
■更新事項(2003.01.04) 暗闇仕留人各話紹介第16話へのリンクを追加。
第15話 過去ありて候
大吉に「村雨の大吉 享年三十四歳 嘉永六年十月五日没」の墓石作りの依頼が。それ以来大吉は外界との接触を避け、家のなかに閉じこもってしまう。
妙心尼から大吉の異常事態を知った主水は、半次に大吉の様子を探らせた。半次は大吉から彼の過去を聞くことになる。
大吉は両親に先立たれた幼少の頃から石屋の修行をはじめ、寺の和尚天海という良き理解者を得ていた。その天海は裏で金貸しを営んでいて、ある日借金のカタにお浜という女を引き連れてきた。
いつしか大吉はお浜と相思相愛の仲になるが、その密会の現場を天海に目撃されてしまう。天海と揉み合ううちに大吉は天海を刺し殺してしまった。結果大吉は島流しの刑を受けることに。
刑期を終えた大吉は江戸のとある元締の配下として殺しの仕事に手を染めた。大吉は呉服問屋森田屋主人殺しを請け負うが、標的森田屋の妻になんとお浜がおさまっていた。お浜が見守る前で大吉は森田屋を仕留める。以来、大吉は元締の元から姿を消した。しかし掟によれば、元締から足抜けした闇の仕事師は死の粛清を受けなければならない。
元締から大吉粛清を指示された殺し屋亥之吉は、大吉をおびき出すためおみつを人質に取り、挙げ句の果てにおみつを殺害する。
おみつを殺され怒りに燃える仕留人の面々を前に、大吉は遂にその元締が今の森田屋の主人惣兵衛であることを告白。かくして大吉の命を狙う惣兵衛・亥之吉・お浜と仕留人の攻防戦が幕を開ける。

【おみつの一言】
「どうしたの?…みんな変な顔して…どこ行くの?…遠くなってく…つかまえて、あたいを…つかまえて…。」
【大吉の一言】
「元締。間に合いましたぜ、あんたの墓の注文が。そこにちゃんと彫ってある。あんたの命日は今夜だ。」

【次回予告】
私は信じていた、あの人は必ず帰ってくると。周りを包む静寂だけが、せめてもの幸せなのか。ただひとり地に伏す女。秋風が落ち葉を舞いあげた。次週、暗闇仕留人に御期待下さい。

【キャスト】
糸井貢/石坂浩二 大吉/近藤洋介 おきん/野川由美子 おみつ/佐野厚子 妙心尼/三島ゆり子 お浜/川口敦子 亥之吉/石橋蓮司 半次/津坂匡章 天海/天王寺虎之助 清三/神戸瓢介 同心田口(EDでは同心と表記)/古川ロック おりん/三田一枝 新助/堀北幸夫 女客/八代郷子 同心/松尾勝人、丸尾好広 少年時代の大吉/小山徳三 惣兵衛/天津敏 中村りつ/白木万理 中村せん/菅井きん 中村主水/藤田まこと

本放送日:74.10.05  脚本:國弘威雄  監督:田中徳三 

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