必殺仕業人各話紹介
■更新事項(2005.05.30) 必殺仕業人各話紹介第13話へのリンクを追加。
第12話 あんたこの役者どう思う
庄屋の娘お染が、仕業人の素性を知ったうえで江戸に現れた。主水たちはアジトで協議し、お染を始末するという結論に達する。
そのタイミングでアジトにまで姿を現わしたお染は、今にも自分を殺そうとする主水たちを前にして、依頼内容を告白した。

庄屋が年貢の取りまとめを終えた頃、お染の住む村に犬村猿十郎一座がやってきた。
庄屋の娘であるお染は、一座の看板役者尾上菊三と割りない仲になる。
ある夜、お染は菊三を屋敷に招き入れ密会するが、時を同じくして4人組の盗賊がその屋敷を襲った。
実は菊三はこの盗賊の引き込み役であり、盗賊たちは一座の仲間の役者たち犬村猿十郎・阪東花之助・市川月之助・市川雪之助だった。

この事件で、庄屋一家はお染を除いて全滅。そして年貢も全額盗賊に奪われてしまった。
自分に残された田畑を売り払った金で年貢を立て替えたお染は、一座を追って村を旅立つ。
しかしようやく見つけた一座の面々にお染は川へ放り込まれてしまう。
ある人物によって助けられたお染は、その人物から仕業人の正体を知らされたらしい。

主水たちに殺されるのは構わないがその前に一座を仕置きして欲しい。それまでの間は自分は人質となる。
そう言うお染の決意に動かされた仕業人は、殺しを請け負い一座の次の興行先である安房へ向かった。

安房にていつも通りの凶行に及んだ犬村猿十郎盗賊一座。
それを追跡する主水・剣之介・又右衛門は、盗賊衣装から普段の格好に着替える一座を狙おうとするが、とんだ邪魔が入り失敗。
一座が気を許すはずであろう芝居の真っ最中に、再度勝負を賭ける。

【剣之介の一言その1】
「俺っちは急ぎ旅だ。仁義は受けられねぇ。失礼さんでござんす」
【剣之介の一言その2】
「知らざぁ言って聞かせやしょう。浜の真砂と五右衛門が、歌に残せし盗っ人の、種は尽きねぇ…種は尽きねぇ七里が浜」

【やいとやの占い】
地図を広げるやいとや。
「江戸から安房は辰巳の方角。すると今月の運勢は…暗剣殺!」
慌てて神棚に手を合わせるが、これで御利益があるかどうか。

【次回予告】
帰るところがある人はまだいい。今さらどこに戻れというのだろう。幼い命抱きしめて、幸と不幸は紙一重。知らずに歩む日陰道。次週、必殺仕業人、御期待下さい。
【キャスト】
赤井剣之介/中村敦夫 やいとや又右衛門/大出俊 お歌/中尾ミエ 捨三/渡辺篤史 島忠助/美川陽一郎 出戻り銀次/鶴田忍 千勢/岸じゅんこ 菊三/嵐圭史 お染/浅利香津代 月之助/中村靖之介 猿十郎(EDでは三五郎と表記)/北相馬宏 雪之助/嵐まこと 花之助/里吉健 デロリン祭文の瓢念/広沢瓢右ヱ門 百姓/松尾勝人 旅人/丸尾好広、鈴木義章、東悦次 遣手婆さん/小林加奈枝 渡世人/広田和彦 源右衛門/乃木年雄 同心/伊波一夫 せん/菅井きん りつ/白木万理 中村主水/藤田まこと

本放送日:76.04.02  脚本:松田 司  監督:松野宏軌 

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