必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2007.05.09) 次回予告を追加。
第3話 仕事人危うし!あばくのは誰か?
最近、お衣の恋人与之介の様子がおかしい。赤の他人の男性にお衣を抱かせようとしたり、お衣に過剰な暴力を振るったり。与之介の元から逃げ出したお衣は秀と知り合い、与之介は主水と知り合った。

主水が元は武士の出だと見破ったように、与之介は元々秋月藩の藩士で、同じ藩士の古賀源内の妻に暴行した上で殺害したことから、源内と叔父古賀蔵人に追われていた。涼を犯そうとした家老を斬り脱藩した過去を持つ左門は、自分に似た境遇の源内に共鳴する。

お衣・与之介・源内・蔵人が一同に介した時、同時に秀・左門・主水も顔をそろえた。互いの知り合いの事情を知った仕事人たちの間で、与之介を消すべきか否かと論議が起きる。結果、お衣が依頼人となり与之介を殺す仕事が成立した。

そこへ南町筆頭同心田口から主水以下同心たちに召集がかかった。田口がかねてから内定を進めていた仕事人を、ニセの依頼で誘い出し一網打尽にすると言うのだ。そのために動いたのは浪人3名と女が1人。始めから仕事人狩りが目的で、与之介一味が自分たちに近づいたのだと知った主水は、田口に連絡を取ろうとする源内を奉行所手前で殺害。

そして半吉が聞き込んだ同様の情報を得て、鹿蔵・秀・左門も一味抹殺に動き出した。
本心から愛していた与之介を殺されて泣き崩れるお衣にも、裏稼業の掟は突き付けられる。与之介らに騙されたとは言え偽りの仕事を依頼したお衣も、鹿蔵の手で葬られるのであった。

【主水の一言】
「あんな派手な痴話喧嘩が出来るうちは人生、華だ。そのうち顔見んのもイヤ、話しをすんのもイヤ、肌を触れあうのもイヤなんて時期が必ず来る。女なんてなそんなもんだ。その上姑という名のババァがくっ付きゃ、地獄に修羅ってとこだ。ババァの名がせん、カカァがりつ、二人並んで戦慄とくりゃ、こっちは生きてるのが精一杯だ」
【鹿蔵の一言】
「左門さん、その気持ちは判らんでもない。だが、闇の殺し屋というものをもういっぺん良く考えてもらわないと。それくらいの事は裏の仕事じゃない。裏の仕事に情が絡んではおしまいだ。殺さなくちゃならん時は、たとえ赤ん坊でも殺せなくちゃこの仕事は勤まらん。あんた、本当に心捨てられるか」

【次回予告】
壬生蔵人「三途の川のせせらぎが、すぐ耳元まで聞こえてきています」
まぼろしか、行き着く先は地獄でも、命をかけてただ一人、歩む道裏の道。『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 半吉/山田隆夫 涼/小林かおり 美鈴/水本恵子 おふく/かわいのどか お衣/田中真理 与之介/石田信之 古賀源内/西園寺章雄 田口/田端猛雄 客/板東国太郎 めしや親爺/伊波一夫 同心/松尾勝人 駕籠屋/中村明豊、暁新太郎 手代/加藤正記 古賀蔵人/山田吾一 せん/菅井きん りつ/白木万理 鹿蔵/中村雁治郎

本放送日:79.06.01  脚本:尾中洋一  監督:貞永方久 

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