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第11話 極悪人ほどよく眠れるか?
呉服商唐津屋清造が側用人柳原主膳から将軍家御用達の認可を受けた。代わりに認可を取り消された越後屋彦蔵は、御用達再認可を願い柳原に食い下がるが逆に無礼討ちにあってしまう。越後屋の妻およねは元々柳原の妾だったが、越後屋が御用達の認可を受けた際に柳原から妻として押しつけられたという過去があった。およねはおとわに柳原殺しを依頼する。 そして今、柳原は清造の息子清一郎に妾の娘を妻として押しつけようとしていた。しかし清一郎には笠置屋弥兵ヱの娘お春という恋人がいた。清造は地廻り寅松を使い二人の仲を引き裂いて、清一郎と柳原の娘を結婚させようとする。 お春を乱暴されたり、二人ではじめたソバ屋の屋台を壊されたりと、寅松一味の妨害を受けながらも必死に恋を実らせようとする清一郎とお春。そして誰よりも二人の行く末を案じる秀。 二人の愛と秀の説得に心を動かされた清造は、柳原に御用達認可の返上と婚約破棄を願い出て殺されてしまった。柳原から清造の死体の引き取りを命じられた清一郎は、罠と知りつつもお春と共に柳原の屋敷へ出向く。 仕事人は清一郎とお春の危機を救うため柳原以下家来衆を抹殺。 その後秀は、柳原死亡による追及の余波を避けるため清一郎とお春を江戸から送り出すのであった。
【秀の一言】
「唐津屋さん、見た通り聞いた通りだ。清一郎さんのことは諦めた方がいい。さっきの地廻りのウジ虫どもにお春さんを襲わせたのはお前さんだろ?しかし清一郎さんはあんたがやらせたって事は知っているよ。あんたには聞こえなかったか。お春さんは『私たちの幸せを壊さないで』そう言ったろう。あんたは自分の息子よりも御用達の金看板の方がそんなに大事なのかよ!せっかく二人で自分たちの看板を上げようとしてるんじゃないか。そっとしといてやれよ。俺からも頼むよ。」 【主水の一言】 「申し上げます。只今お屋敷に怪しき者が一人忍び込みました。あちらでございます」 【次回予告】 反目する裏と裏。安らぎを、慰めを、求めてみても裏の道。荒々しく、尽きることなく、時が過ぎる。『必殺仕事人』御期待下さい。 【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 半吉/山田隆夫 涼/小林かおり 美鈴/水本恵子 おふく/かわいのどか 唐津屋清造/田崎潤 清一郎/長澄修 お春/秋谷陽子 およね/八木孝子 与力伊沢/唐沢民賢 柳原主膳/西山辰夫 笠置屋弥兵ヱ/楠年明 越後屋彦蔵/玉生司朗 侍大原/暁新太郎 地廻り寅松/丸尾好広 番頭佐平/平井靖 越後屋番頭/松尾勝人 せん/菅井きん りつ/白木万理 おとわ/山田五十鈴
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