必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2008.04.15) 次回予告を追加。
第71話 絞り技一揆助命脳天突き
加代は六蔵の指示で信州須坂藩を探っていた。
須坂藩では厳しい年貢の取り立てが行われており、それに耐えかねた百姓たちは公儀に直訴すべく、名主を筆頭とした一団を結成して江戸へ旅立った。
しかし戸塚軍兵衛率いる須坂藩士たちが、この一団を待ち伏せし壊滅させた。
一団で生き残ったのは名主と二人の百姓のみ。逃げていった三人を追って戸塚も江戸へ出発、加代も江戸へ帰還する。

その頃、主水と秀と加代はお美代が切り盛りする飯屋の常連になっていた。
この店にはもう一人、お美代が「おじいちゃん」と呼ぶ常連がいた。おじいちゃんは、お美代が秀に入れ揚げてると知るや、秀にお美代への簪を作るようお願いしたり、その代金に十両もの大金を渡そうとしたり、お美代との婚礼を盛大にやってあげると言ったり、何やら謎の人物っぷりを発揮する。

おじいちゃんを探れば、何か手柄になるのではないかと思った主水は、早速おじいちゃんを追跡、須坂藩江戸屋敷へ到着する。おじいちゃんの正体は、藩内で御隠居と呼ばれる元藩主堀備前守直親だった。
主水は、おじいちゃんの正体を、お美代に知らせた。それ以来、お美代はおじいちゃんによそよそしくなる。おじいちゃんは、何か困ったことがあったら須坂藩江戸屋敷に来るようにと、お美代に告げ店を去った。

おじいちゃんこと御隠居様の知らぬところで、須坂藩士による直訴百姓討伐は続いていた。
江戸に入った戸塚は、江戸家老森田将監の指揮のもと討伐隊を組織し、名主と農民一人を殺害した。
そして残る一人の百姓嘉助はまたしても逃亡、その逃げ込んだ先はお美代の店だった。

お美代と嘉助は二人して南町奉行所へ駆け込むが、直訴は評定所にしてくれと言われて門前払いをくらう。
そして評定所へ向かう二人は討伐隊に見つかり、嘉助が殺された。直訴は失敗に終わった。
お美代は嘉助が須坂藩の百姓と知り、須坂藩江戸屋敷で直睦と再会、須坂藩の悪事を直睦に伝えた。
しかしお美代と直親の再会は森田の知るところとなり、お美代と直親は森田に捕らえられてしまう。
お美代と直親は江戸屋敷の一室に軟禁されることになった。呑気に事態の推移を見守ろうとする直睦に対し、お美代は屋敷からの脱出を試みる。しかしお美代は、森田らに口封じのためという藩の大義のために殺されてしまった。

主水と秀は、森田から引き渡されたお美代の変わり果てた姿と対面。須坂藩に怒りを向ける。
そして六蔵に須坂藩の内情を探るように依頼していたのが直親だと判明し、早速仕事に取りかかろうとする主水たち。
しかし相手は仮にも藩の家老。主水たちは森田の覗き趣味を利用して一味を油断させる作戦を開始する。

【主水の一言】
「人の命を何だと思ってやがる!」

【次回予告】
闇から殺し屋が帰ってくる。暗い仮面を神職の下に隠して人々の懺悔を聞く。罪を背負った男と殺し屋が再会するとき、男は死出の旅路へ。『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心荒巻/芝本正 美鈴/水本恵子 戸塚軍兵衛/原田清人 森田将監/袋正 お美代/山本百合子 阿部良之助/出水憲司 同心山田/須永克彦 嘉助/佐藤基治 善右ヱ門/藤川準 正太/平井靖 与吉/水沢雅博 門番/松尾勝人 女将/高木峯子 堀備前守直親/田崎潤 せん/菅井きん りつ/白木万理

本放送日:80.10.17  脚本:筒井ともみ  監督:松野宏軌 

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