No.26 BM-Float (フロート材を作る) |
フロート材を作る NO.24 バルタン星人を作ったフロート材は、フライ用品として市販されているものを使いましたが、 どうもシックリしないので、リンクサイトフライで鯉を釣るさんのコンテンツを参考に、私もフロート材を研究してみることにしました。 ■フロート材(バックフロートフライ)については、 リンクサイト フライで鯉を釣る(The Carp by Fly) さん をご覧下さい。 ※正確には、「フライで鯉を釣る」さんのトップページの下にあるサイトマップから、 サイト内姉妹ページ「ドライで鱒を釣る」をご覧下さい。 なお、フロート材の加工については、リンクサイトフライを極めるさんも、とても参考になりますので、ぜひご覧下さい。 ----------------------------------------------------------------------------- ■道具を用意する。 細いステンレスパイプが100円ショップにありました。 外径4mm(長さ910mm) 板厚表示がないので正確な内径は不明ですが、約3mm。 実は、私の家の近くでは、ホームセンターにも金物屋にも、こんな細いパイプはありませんでした。 100円ショップの品揃えって、スゴイですね。(^.^) 80mm程にカットし、素材をくり抜くために、先端にヤスリで刃を付けました。 (刃を付けると言っても、パイプをドリルに咥えて、ヤスリに当てて薄くするだけ) またまた余談ですが、コードレス(充電式)のドライバードリルって、最近は\1,980で買えるってご存知ですか?(^.^) (これは以前に買ったものですが、値段は同じです。) ■素材を探す。 「ドライで鱒を釣る」さんのコンテンツによると、素材はEVAがいいとのこと。 EVA=エチレン・ビニル・アセテート。軽くて弾力のある素材で、靴底や緩衝材、断熱材として使用される。 (2003/7/8追記:発泡素材ではありません。比重が軽い樹脂素材の一種です。) と言っても、なかなか身近では見つかりません。いろいろ探してみました。・・・ 素材① ホームセンターで入手したEVAに近いと思われる(材質表示なし)100mm角の緩衝マット(1枚 98円) →厚さが5mmしかなかったので、パイプくり抜きはできず、この素材はカッターで切って使用することにする。 素材② 洗車ワックス用スポンジ(2ケで100円) お前、100円ショップばっかりだな! 110mm×70mm 上の部分が手に持つ部分で、素材は発泡ポリウレタン。この部分の厚さは15mm。 下3本がくり抜いたもの。 「う〜ん、EVA、EVAの物はと・・・あっ!」 素材③ 風呂マット(EVA) 使わなくなったお古の風呂マットをくり抜く。 風呂マット全体の大きさは、900mm×600mm程度が一般的。いやというほど作れますネ。 ■↓左:市販「フライフォーム」 右:自作(風呂マット加工) テキトーに作ったパイプの刃がうまくできていないのか、くり抜く時の加工速度が早すぎたのか、表面が粗い。 でも、それが逆にいい味になるかも?(^.^) ■製作材料費と製作可能マテリアル量の試算 ステンレスパイプ(外径4mm長さ910mm) 100円 → 加工用のパイプが10本くらいは作れます。 ①緩衝マット 98円 → 2.5mm角×100mmにカットしたとして、3枚で240本 ②洗車ワックス用スポンジ 2ケで100円 → 10mm間隔でくり抜くとして、長さ70mmが10本×2ケ=20本 ③風呂マット リサイクルなので、0円 → 10mm間隔でくり抜くとして、長さ70mmが約700本 参考:市販「フライフォーム」 150mm×6本(だったかな?)で、\350 1本当たりの単価は、・・・ もちろん、風呂マット(リサイクル)が一番お得ですネ(^.^) EVAの風呂マットは新品では少し高いですが、特売があれば\395なんてこともあります。 ←このホームセンターのチラシの画像は、2003/7/30 追加 安い風呂マットの素材はPE(ポリエチレン)発泡が多いと思います。こっちは、特売なら\200かな(^.^) もちろん、PEでも十分に使えます。→バルタン星人の2号 参照。 EVAは油性マジックで、カンタンに色も付けられます。 ということで、この風呂マット(EVA)のフロート材を、「 BM-Float 」と呼ぶことにします。(BM=「Bath Mat」=風呂マット) 毎度、そのまんまの名前で、すみましぇ〜ん^^; ところで、なぜ、私が使い古しの風呂マットなんかを捨てないで持っているかというと、 この材料は便利なので、いろいろ利用していて、 → NOTE NO.8 今回のこととは関係なく、少しだけ在庫(切れ端)がありました。(^.^) ・・・今回作ってみたフロート材を使用したフライパターンは、また順次研究したいと思います。 ----------------------------------------------------------------------------- ◆オマケ ところで、EVAと言えば、靴やサンダルのソール(底)に多く使われています。 サンダルと言えば、海やプールで履くビーチサンダル。水辺で使用するので、水に浮くようになってます。 だから、フロートドライフライには最適なマテリアルですネ・・・ 「あ〜っ!」と、またバカなことを思いついてしまいました。思いついたことは、どうしてもやりたくなってしまいます。(笑) ・・・ ■参考出品 オリジナル フロートドライフライ 「B3」 「B3」は、「ビーサン」と読んで下さい。 ( 注:「ビーサン」=ビーチサンダルの略称 ) このフライは実釣には使えません。いや、恥ずかしいからではなく、"アート"と"実用性"のギャップが・・・ って、バ、バカだねえ〜、ホントに。それにどう見ても、下駄だろ、これっ! |