ホタルを見に行こう!(1)

きょうは児島で手軽に「ホタル」を見れるとっておきスポットのご案内です。場所はJR瀬戸大橋線、上の町駅から車で約10分、「蛍遊の里 由加(ゆが)」です。わが家からでも約15分で行けるので、6月3、4日と2日間連続で取材を兼ねて観察に行ってきました。もうすでにホタルがたくさん飛んでいて、それはそれは、すばらしかったです!
昔懐かしい、幻想的な光の乱舞を見に、夕涼みがてら出かけてみてはいががでしょう。

倉敷市児島由加「蛍遊の里 由加」地図
(実際はトンネルの北側になりますm(_ _)m

ここ由加(ゆが)周辺は、昔から有数のホタルの生息地だったようです。しかし近年、その生息環境が悪化しつつあったため、ホタルの再生と子供たちにホタルやその生育環境を通して環境教育の場を与えるため、1996年に倉敷市が環境庁の補助を受け、この周辺の水辺を「自然型水路」として整備したのです。
「蛍遊の里 由加(ゆが)」は全長705m、水路に沿って遊歩道や木道が設けられています。またところどころに水辺のホタルを観察するのに最適な木の橋も架けられています。

ここで、ホタルの生態について少し勉強しておきましょう。
ホタルはカブトムシなどと同じ「鞘翅目(しょうしもく)」に属する昆虫です。ちなみに英語でホタルのことを「ファイアーフライ(firefly)」と呼ぶそうです。
また世界には約1900種のホタルがいるといわれていますが、日本で確認されているのは約40種です。
私たちがよく知っていて、よく見かけるホタルはこのうちのゲンジボタルとヘイケボタルです。両方とも幼虫時代は水辺で過ごします。ではすべてのホタルが幼虫の時期を水中で過ごすかというと全くその逆で、世界のホタルのほとんどのホタルは幼虫の時期を水中ではなく、陸上で過ごすそうです。ゲンジボタルの一生は卵が約1ヶ月、幼虫が9ヶ月半、サナギが1ヶ月、そして成虫の期間はたったの2週間ほどしかありません。セミと同じくなんともはかない一生ですね!

ホタルは成虫になると何も食べないというということをご存知ですか?口にするのは、草や葉についている露だけです。つまりサナギの時代から約2ヶ月も栄養を摂らないのです。これだけの長い間よく我慢できるものですね。

では幼虫時代にはどんなものを食べているのでしょうか?ここで右の写真をご覧ください。川底になんとも不思議な幾何学模様を描いている生物がいます。これがゲンジボタルの幼虫のエサになる「カワニナ」というタニシに似た巻貝です。ゲンジボタルの幼虫は体外消化といって口から消化液を出してカワニナの肉を溶かしてしまい、このスープを吸い込むといわれています。幼虫が発生する7月には同様にカワニナの稚貝も誕生するので、幼虫は自分の体に見合った大きさのカワニナを食べて成長します。