ヤマモモを採りに行こう!

わが家の周辺ではヤマモモ(山桃)が赤く鮮やかに熟し始めると、いよいよ本格的な「夏」の到来となります。
いつも歩いている裏山にもヤマモモの木があちこちに見られ、先週ぐらいから真っ赤に色付き始めたので、
「よし、自然の恵みを少し頂きに行こう!」
というわけで散歩のついでに採りに行ってきました。

ヤマモモは本州の太平洋沿岸を中心に特に温暖な地方に比較的多く見られ高知県では県花、徳島県では県木に指定されています。岡山でも瀬戸内海沿いの山ではよく見られます。高い木は15mぐらいになるそうで、その実を採るために久しぶりに地面から3、4m木に登りました。そういえば木に登ったのは何年ぶりでしょう・・・。
さて、ヤマモモは中国大陸南部と日本を原産とする雌雄異株の常緑高木で、歴史的に見ても日本では古くから楊梅、山桜桃、火実などの名で親しまれ、枕草子などにも登場します。生薬の世界ではヤマモモの樹皮のことを楊梅皮(ようばいひ)と言うそうです。タンニンおよびフラボノイドを多く含むので解毒、止血、駆虫、下痢止めなどに使われたり、あるいは打撲傷、ねんざには塗り薬として、虫歯の痛み止め、口内のただれには、煎じた汁が効果があるそうです。
とはいえ今日では生食のほかジャム、果実酒などに利用されるのが一般的です。

写真は採ってきたばかりの、ヤマモモの実です。たいへんきれいな紅色をしています。
山に自生しているものは実が熟したといっても、あまり採る人もいないようで、ほとんどは熟しきって赤褐色になり木から落ちてしまうみたいです。
また普通に自生しているヤマモモの実は2cm程度です。和食のデザートとして出されるやや大粒のものは栽培品種だと思われます。


実は簡単にはずれますから、ザルを用意してその中ではずしすとよいでしょう。流水で洗うと小さなゴミや虫が浮いてくるので取り除きます。
そのまま、風通しのよい日陰で水気を十分切りましょう。

今回は約1kgほどの実を採りましたが、少しだけ生で食べてあとは果実酒を作ってみました。材料はホワイトリカー1.8リットルと氷砂糖350g。飲めるのは少なくとも3ヶ月ほど先になりますが、台所の片隅に置いておけばそれまで目で十分楽しめますね。
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