■白河と六勝寺 2 |
法勝寺跡 京都市動物園からその北側にかけてのあたりが、六勝寺の筆頭寺院であり、「国王の氏寺」と呼ばれた法勝寺の跡です。承暦元年(1077)、藤原氏の別業であった白河殿を大幅に拡張して寺院としたものです。
尊勝寺跡
京都会館と武道センターをふくむあたりは尊勝寺の跡と推定されています。これまでの調査では、金堂の基壇と東側回廊・東塔・西塔・阿弥陀堂・五大堂・観音堂・西限築地・北限溝など多くの遺構が検出されています。 延勝寺跡
発掘調査では、建物地業(地業とは建物の基壇の下の地固めのこと)の東辺部、中世の石組み井戸、庭園遺構が検出されました。遺構のうち井戸、庭石はビルの屋上に移築保存されています。 【参考文献】「六勝寺」(『リーフレット京都・83』1995年12月(財)京都市埋蔵文化財研究所・京都市考古資料館) |
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