■洛西に秦氏をたずねて2 |
葛野の大堰(かどののおおい) 秦氏の成功の秘密は、河川を意のままに操ることのできる土木技術にありました。 また渡月橋のたもとには、葛野の大堰の守護神であったと考えられる大井神社が祀られています。 蚕の社(かいこのやしろ) 養蚕・機織の技術にすぐれた秦氏ゆかりの神社です。 【アクセス】京福電鉄嵐山線蚕ノ社駅または市バス蚕ノ社下車 広隆寺
弥勒菩薩で有名な広隆寺は、推古11年(603)秦河勝が聖徳太子から仏像を授かり、これを本尊として建立されました。古くは蜂岡寺、秦公寺と称し、太秦の太子堂とも呼ばれています。場所は移転しており、旧寺地と移転時期については、いろいろな説があり、確定されていません。考古学的には北区白梅町の北野廃寺とする説が有力です。 寺の東には、広隆寺の伽藍神・大酒神社があります。秦始皇帝・弓月君・秦酒公を祭神とし、併せて呉織女・漢織女を合祀しています。京都の三大奇祭として知られる「牛祭り」は、大酒神社の祭礼です。 【アクセス】広隆寺 京福電鉄嵐山線太秦駅下車すぐ |
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