■京都の天皇陵〜古代編

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 京都の郊外を歩くとたくさんの天皇陵に行きあたります。京都が長い間、都の中心として存在してきた証でもあります。
 しかし、平安京周辺に葬られた平安時代の天皇陵(29ヶ所)のうち、学問的にほぼ正しいと証明できるのは醍醐・白河・鳥羽・近衛・後白河・六条・高倉天皇の7ヶ所しかないとしたら、ちょっと意外ではありませんか?
 平安京探偵団では、これまであまり正面から取り上げられることの無かった京都の天皇陵に注目し、京都に所在する天皇陵データーベースを作っていきたいと思っています。

▼団長の書いた「平安京の葬送地」も併せてお読みください。

京都の天皇陵表 1(飛鳥〜平安時代)

【判定欄備考】 山田邦和「平安京の葬送地」(『季刊考古学』49 、1994年)を改訂

◎ 考古学的・文献学的に見て,宮内庁治定の現陵にほとんど疑問がない。
● 現陵またはその付近である可能性は高いけれども,決め手を欠いているためなんともいえない。
× 現陵は史料的に矛盾があり,別の候補地を求めたほうがよい。
▲ 現陵は古墳時代の古墳の可能性が高い。
□ 現陵よりも可能性のある場所を限定できる。または,ある程度の範囲の中で可能性のある場所を指し示すことができる。
■ 可能性のある別の候補地が指摘されており,検討の余地がある。
※ 薄葬によって葬られたため,真陵の位置を限定できる可能性は低い。

京都の天皇陵表古代編




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