作成日: 2001年 12月 12日

No.6 リールを修理する なんだ、それ!
 YGL寄居の釣行記(2001/12/08)で書きましたが、私の使っているシマノフリーストーンFVのリールが故障したので、
 分解修理してみました。

 ◆故障の症状
  スプールをロックするピンが固定されず、キャストしている内にフリー状態になる。その結果、スプールが抜けてしまい、
  キャスティングしていると、スプールが落ちてしまいます。

  そこで、修理。分解開始!!

  

 ●カバーを外した状態  
    パーツはこれだけ!

  右の写真、手前中央にあるパネが所定の位置から外れたようです。
  この部分の内部に細かなゴミ(砂)が入っていたので、それが原因と推測できます。
  つまり、セットし直せばOKみたいです。

  リールに付いていた説明書に立体分解図が記載されていたような記憶もありますが、
  捨ててしまって手元にないので、あれこれ位置を考えながらセットしてみました。

 ●セットした状態
  (ピンの出っ張りがあるのでハサミのグリップの上で組み立てました)
  
  ちなみに、リールの軸には溝があり、写真の鎌のような形状のパーツが、その溝に入ってスプールを固定します。
  外部に出たピンを動かすと、このパーツが溝から外れて、スプールが外れます。通常バネで押えつけられています。
   
  なんとも簡単なというか不安なセット方法ですが、ここまでしないと、このリールのコストは実現できないのでしょう。
  このまま、バネが外れないように、そ〜と裏返し、スプールにセットします。ビス2本を止めて取り付け完了。
   
  なんと、直りました(^.^)。動きもOK。・・・シンプルイズベストってことかも知れません。(笑)

  【注意】 故障でなければ、このフタは絶対に開けない方がいいです。(よい子はマネしないで・・ってやつですな)

       開けた瞬間に、ビックリ箱のように、バネが外れてどこかに飛んでいってしまう確率が大です。
       実はパーツのレイアウトを確認するため、もうひとつの同じリールもバラしてみましたが、
       危うくバネをなくしそうになりました。(写真はそのリールの組み立ても含まれています。)


  ★ついでに、スプールに入っているローラークラッチもマクロ撮影してみました。
  

 ●ローラークラッチとは・・・

  基本的にはベアリングの一種、「ローラーベアリング」(ころ軸受)ですが、ちょっと細工がしてあり、
  片方向にしか回転しない「一方向クラッチ」(ワンウェイクラッチ)になっています。
  下の図は、その原理を分かりやすくするために、軸(円)ではなく板(直線)で説明したものです。
  説明といっても、図の通りで簡単な構造です。
(またこんな図書いたんか!)
  ローラーが収納されているケーシング(青い部分)の底がテーパーになっているのがポイントです。

  【上( FREE ) の図】
  ローラーは、通常、バネ(緑の部分)で押されていて(引っ張りバネ型もあり)、一番広い空間(左の空間)にあります。
  ここでは自由に回転できます。
  また、軸(板)が挿入されても図の左方向(矢印)への移動(回転)ならば、その場で滑りながら回転できます
  (この場合なら、時計回り)。
  

  【下 ( LOCK ) の図】
  上と反対に、板が図の右方向への移動では、ローラーは板によって回されて(反時計回り)、その回転により、
  テーパー部の狭い空間に進みます。
  その結果、ローラーはケーシングと板に挟まれて、回転できずにロックしてしまいます。(くさびの原理です)
  (実際には板ではなく軸ですので、このユニットが円周状に配置されていると、軸(板)の逃げ場がなく、
   すぐにロックしてしまいます。)
  つまり、この例ならば、(ローラーは)「時計回りはできるが、半時計回りはできない。」(軸は逆になります)
  片方向にしか回転しない「一方クラッチ」になります。これが「ローラークラッチ」のメカニズムです。

  説明図の板を軸に置き換えると、こんな感じになります。→
(あら、バネはどっち側だっけな)

 
 ・・・って、なんで、こんなこと説明してるんでしょ(笑)

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