■ コンテンツ説明 |
ある釣り場で、このキャスティングを見て「あれはいい!ぜひやってみたい!」とすぐにその気になり、それから少しづつ練習しています。 まだまだ研究中ですが自分なりの考えをこれからコンテンツにしていきたいと思います。(勉強中なので間違っている点もあると思います。) 私の当面の目標は、このキャスティングを習得して、 「バックスペースの少ないポイントで今までキャストできなかった少し遠くのライズをドライで釣る」ことです。 (止水の釣り場を前提にしています。) |
■ シューティング・ターボ・スペイ(キャスティング)/用語説明 |
● シューティング・ターボ・スペイ? これは私の造語です。(またかいっ!) 造語と言っても、「ターボ・スペイキャスト」というのは正しいスペイキャスティングの用語で、野寺宣男さんの本「スペイキャスティング入門」(地球丸刊)の 巻末の用語集に、「シングルハンド・ロッドでのスペイキャストのシュート時にホールを入れるキャスト」とあります。 ターボがホールに相当するようで、ダブルホールする(ピックアップ時もホールする)場合は「ツインターボ・キャスト」と書かれていました。 最近、「スペイ(キャスト)」に対して、シューティングラインシステムを使うキャスティングが「シューティングスペイ(キャスト)」と呼ばれているので、同様に 「ターボ・スペイ(キャスト)」に対して、シューティングシステムで行う場合は「シューティング・ターボ・スペイ(キャスト)」とそのまま組み合わせました。 ・・・ということで、早い話このコンテンツで呼ぶ「シューティング・ターボ・スペイ(キャスト)」とは、 「シングルハンド・ロッドのシューティングスペイキャスト」です。 ムリヤリに造語にしたのは、ホールがシングルハンド・ロッドの特有のテクニックであり、 ホールに相当するターボという言葉がシングルハンド・ロッドの使用を意味していること。 それから、シングルスペイ、ダブルスペイというのは(ダブルハンド・ロッドの)スペイキャストの中の用語にもあり、紛らわしいので 「ターボ」という用語を 使いました。なお、ホールとシューティングラインシステムが効果的な組み合わせであるとも考えています。 戸澤求さんはDVD「ザ・シューティング・スペイキャスティングテクニック2」で、 シングルハンド・ロッドでシューティングスペイキャストをする時にダブルホールをしていました。 したがって、造語にすれば「シューティング・ツインターボ・スペイ」となりますが、ツインは省略しました。(^_^;) |
■ラインシステム |
まずはいつも使っている#5-9ft程度のシングルハンド・ロッドで使えるシューティングのラインシステムを準備することにしました。 試しに自作の8mのヘッドでキャストしてみましたが、まったくキャストできず、どういうラインがいいのかわからないので、 いつもお世話になっているプロショップ「レインボー」さんに自分のやりたいことを相談し、ラインを選びました。 1.シューティングヘッド GUIDE社 POWER TAPER DUALE FLOAT SINGLEHAND #5/6 11.5m 14グラム 少しカットして11mに。 2.ランニングライン 3M・フロ-ティング モノコア 025 シュ-ティングライン 40m という組み合わせになりました。ヘッドの長さについては確認のため計算してみました。(はあ?、計算?) この図はシュートして、アンカーが水面から出た瞬間のイメージですが、 ・・・11mで大丈夫そうです。(ホントか!?) まあ、当面はこの長さで練習してみます。 ちなみに、このシューティングヘッドの形状はこんな感じです。 (リーダー側) (ランニングライン側) 重心の位置は概ねいいみたいです。(重心の件に関する私の考えは後ほど。) |
■ キャスティング |
さて、問題のキャスティングですが、ビッチーさんからお借りした戸澤さんのDVDを研究してみました。 ・・・む、難しい(^_^;) ま、やってみるしかないです。 川越水上公園はスペイキャストできる釣り場としてメッカになっていますが、幸いにもその中でシングルハンド・ロッドでシューティングスペイキャストを されているyossy.Kさんに何度かご指導をいただくことができました。(Kさんは戸澤さんから教えていただいたそうです。) 概略、基本動作は以下のような感じです。 ①ロールキャストでヘッドを前方に伸ばし、オーバーハング長さを調節する。 ②ロッドを立てて、ヘッドを斜め前方の水面に引き寄せる。 ③ロッドを前に戻し、水面でヘッドを折りたたむ。 ④水面のヘッドをはがしながら、バックキャストして後方にループを作る。 ⑤ホールしてシュートする。 ・・・こんな文章ではわかりませんね。(^_^;) そこで、私の考察を組み合わせて説明を試みたいと思います。 ---------------------------------------------------------------------------------------- 第1章 ロールキャストとの違いを理解する 何年も前(水上公園にスペイをする人がいなかった頃)にプロショップ「レインボー」さんから 「シングルハンド・ロッドでもスペイキャストできますよ、やってみませんか?」と勧められたことがあったのですが、 私は横にスペースが必要なキャストは管釣りではムリですと言って拒んでいました。 あまり乗り気になれなかった理由はもうひとつあり、それはスペイキャストとロールキャストとの違いが理解できていなかったことです。 違う言い方で言えば、「スペイキャストのDループというのはロールキャストのスタンバイ状態のラインとほぼ同じだから、シングルハンド・ロッドでは スペイキャストとロールキャストとのキャスト距離は変わらないのでは?」と考えていたのです。 実際にやってみて、また真剣に考えてみて、それは大きな誤解であり、ようやく二つの違いがわかりました。(^_^;) ■ロールキャスト ■スペイキャスト ロールキャストのスタンバイ状態のラインとスペイキャストのDループのラインは、ちょっと見ると同じように見えますが、 そこに至るまでのロッドの動作を見ると、全く反対であることがわかります。 ロールキャストはゆっくりロッドを振り上げてラインを引き寄せます。後ろに倒れたロッドにラインが垂れ下がります。 一方、スペイキャストはロッドを横U字状に下から上に振り、ラインをD字状のループにします。 キャストのパワーで膨れたループが形成されている間にシュートへ移行します。ロッドを曲げ続けるのがポイントになります。 この違いで私があ、そうか!と思ったのは、スペイキャストでは「ラインはロッドティップに追従して動く」ことがカギになるということです。 また、ロッドを下から上に回すにはティップ=ラインを体から離さなければいけません。 その結果、オーバーヘッドキャストのラインが飛行する平面と、スペイキャストの飛行平面は、体からの距離が違うことになります。 スペイキャストが横にスペースが必要なのはこのためです。 |
・・・第2章に続く。 |
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