■ キャスティング |
第2章 ラインの軌道面を常に意識する 第1章で、スペイキャストでは下の右図のようにラインが体から離れて飛行する点を説明しました。 ■スペイキャスト このラインが動く平面を「軌道面」と呼ぶことにします。ロッドティップも同様で、この面の中でラインを先導します。 スペイキャストでは1回のキャストでライン(ヘッド)を放出しますので、キャストパワーのロスなくラインが飛行することが重要になります。 そのためには、ヘッドの引き寄せ、折りたたみ、バックキャスト、ホール、シュートのそれぞれの瞬間に横ブレなく、 ロッドティップとラインはこの軌道面を走るというイメージでキャストすることが重要です。 なお、実際は軌道面は垂直よりも少し自分側に斜めに倒れていますが、最初は垂直の平面をイメージする方がいいと思います。 つまり、軌道面は自分からロッドの長さ分離れた垂直の平面 という感じです。 各キャスティングのステップと平面の関係は・・・ ■ヘッドの引き寄せ ↑軌道面の底辺に沿ってヘッドを引き寄せてくるイメージ ■ヘッドの折りたたみ ヘッドの折りたたみの時はどうしても軌道面からラインが外れてしまいますが、(※フライラインは張りがあるのでつぶし曲げはできない) ここでも折りたたみの重心は軌道面上にあるというイメージが必要です。 (ヘッドの折りたたみ方法は後ほどの章で。) ■バックキャスト〜フォワードキャスト(Dループ形成時) ここが一番重要です。シュートと前後反対の同一平面内にループを作るというイメージ。 (キャスト方法は後ほど説明します) ■ホール(シュート) 特に、シュートの時に力んでしまうとロッドを振り降ろしてしまい、軌道面からティップが外れてしまうので注意が必要です。 何事も方向転換にはパワーロスが生じます。軌道面からティップが外れるとヘッドは直進力を失って失速してしまいます。 逆に言えば、シュートはティップが軌道面から外れる直前の点でビシッと止めるということが必要です。 シュートの方法についても後で述べます。・・・後送りばかりでスミマセン(^_^;) ・・・ということで、キャスティング中は常にこの「軌道面」を意識することが重要です。 軌道面を意識するのに効果的な方法として、真横を向いてキャストしてみるのもいいと思います。軌道面に正対して立ち、 ヘッドをティップから出して固定し(ホールせず)、 ヘッドの引き寄せ〜バックキャスト〜(横U字)〜フォワードキャストと、 ロッドティップを軌道面の中で動かしてみると、軌道面の中でラインがティップに追従して飛行するのが良くわかります。 |
・・・第3章に続く。 |
MENUへ戻る Shooting Turbo Spey 目次に戻る