ギリシャ語を扱えるテキストエディタ
Windowsでギリシャ語を扱うには、以下のようなテキストエディタが必要です。大半のテキストエディタは、Unicode対応であってもギリシャ語を編集できません(→参考例)。
▼ 目次と概要
ギリシャ語を扱えるテキストエディタの例
▽ページ内リンク |
値段 |
現代ギリシャ語 |
古典ギリシャ語 |
導入の手間 |
ワードパッド |
OS附属 |
不完全 |
不可 |
標準でインストール済み |
xyzzy |
無料 |
Win98でも完全 |
不可 |
Windows風に変える場合は設定が必要 |
GreenPad |
無料 |
不完全 |
可能(条件つき) |
手間要らず |
秀丸エディタ |
4000円 |
不完全 |
−−− |
手間要らず |
EmEditor |
3000円 |
不完全 |
−−− |
手間要らず |
古典ギリシャ語を扱うには更に、Arial Unicode MSなどギリシャ拡張(Greek Extended)と日本語の両方を含むUnicodeフォントが必要です。Windows2000以降のOSには標準でついてきますが、Windows98にはありません。また、Arial Unicode MSの無料配布は現在終了しています。
- Windows98: かつ、必要なフォント(Arial Unicode MSなど)を
- Windows2000,XP: 「メモ帳」で間に合う。
- ほかZiro(http://www5.ocn.ne.jp/~zephyrus/)など。
現代ギリシャ語なら、Courier NewなどWindows98附属のフォントで編集できます。
- 有料(内訳不明)
- 入手: Windowsを買うと必ずついてくる。
- 起動: [スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[ワードパッド]とクリックするか、
[スタート]→[ファイル名を指定して実行]→[C:\Program Files\Accessories\WORDPAD.EXE]と入力して[OK]
- 簡易ワードプロセッサだが、[Unicodeテキスト]形式で保存・編集すればテキストエディタとして使える。
- Windows98では、Shift JISにあるギリシャ文字は全角、それ以外は半角で混ぜて表示(WindowsXPでは完全)。
※Arial Unicode MSなど、日本語とギリシャ語の両方を含むUnicodeフォントがあっても、いったん保存してファイルを開き直すと不完全な表示に戻る。
xyzzy Ver. 0.2.2.299
- 無料
- 配布元: http://www.jsdlab.co.jp/~kamei/(亀井氏のサイト)
- Windows風にするには設定が必要(→設定のしかた)
- 日本語と現代ギリシャ語を混在させた場合も、どちらの言語も問題なく扱える。Shift JISにあるギリシャ文字も、半角で正しく表示。
- ただし、古典ギリシャ語と日本語の混在は不可(Arial Unicode MSなど、プロポーショナルフォントを使えない)。
- 無料
- 配布元: kMonos.NET(http://www.kmonos.net/)
GreenPadのページ(http://www.kmonos.net/lib/gp.html)
- 解凍するだけですぐ使える
- Windows98での古典ギリシャ語入力: 「古典ギリシャ語を編集する」の[GreenPadの使い方]に。
- 日本語とギリシャ語の両方を含むUnicodeフォント(Arial Unicode MSなど)が無い場合:
Shift JISにあるギリシャ文字は全角、それ以外は半角で混ぜて表示。古典ギリシャ語は扱えない。
- 上記のフォントがある場合:
すべての字母を正しく表示。古典ギリシャ語も可。
- 4000円
- 配布元: 秀まるおのホームページ(http://hide.maruo.co.jp/)
秀丸エディタのページ(http://hide.maruo.co.jp/software/hidemaru.html)
- 自動でインストール
- Shift JISにあるギリシャ文字は全角、それ以外は半角で混ぜて表示。
(※日本語とギリシャ語の両方に対応したフォントがあれば表示できるのかも知れませんが、試用期限が終わったのでうちでは試せません。)
- 3000円
- 配布元: エムソフト(http://www.emurasoft.com/jp/)
EmEditorのページ(http://www.emurasoft.com/jp/emeditor3/index.htm)
- 自動でインストール
- 日本語とギリシャ語を混在させた場合は、Shift JISにあるギリシャ文字は全角、それ以外は半角で混ぜて表示。
- ギリシャ語のみであれば問題なく表示・編集できる(字母は半角で表示)。ただし、フォントをギリシャ語にセットした場合は、日本語は表示されない。
※ 日本語とギリシャ語の両方に対応したフォントがあれば、(古典ギリシャ語も?)完全に表示できるそうです(試用期限切れのため未確認)。
当然ながら、Unicodeに対応していないテキストエディタでは、Unicodeで書かれたテキストファイルは読めません。日本語もギリシャ語も文字化けします。
またUnicode対応であっても、以下のように大半のテキストエディタはギリシャ語を扱えません。Shift JISにある文字は表示されますが、鋭アクセントつきの字母や語末のシーグマなどは文字化けします。ギリシャ語を入力することもできません。
いずれもフリーウェア。
- Little Spider 0.51
- oedit ver. 4.1.5.0
- iPentec e-Editor 5.1
- VxEditor Ver 0.1.7
- 真魚[まな]
- サクラエディタ ver. 1.3.2.4
最終更新日: 2003年1月14日 連絡先: suzuri@mbb.nifty.com