古典ギリシャ語を編集する

 ワードプロセッサやテキストエディタで、古典ギリシャ語を編集する方法です。ギリシャ語自体の入力方法は「古典ギリシャ語を入力する」に。

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下準備

Windows98

 Windows98で古典ギリシャを扱うには、以下の準備が必要です。

WindowsXP

 Windows2000以降のOSでは、もとからOSについてくるものだけで古典ギリシャ語を編集できます。

非Unicodeフォントを使う

 ワードプロセッサやリッチテキストエディタなど、フォントを指定できるアプリケーションを使って編集します。アプリケーションはUnicode対応でも非対応でも構いませんが、Unicodeではない形式で編集・保存します。

 操作や入力方法(字母のキー割り当て)はアプリケーションやフォントごとにまちまちです。

 また、編集に使ったのと同じフォントやアプリケーションが無いと、ファイルを読むことはできません。他の人とやりとりする際には注意が必要です。

Unicodeフォントを使う

 Unicodeを使えば、編集に使ったのと同じフォントやアプリケーションでなくてもギリシャ語を表示できます。

Windows98

現代ギリシャ語

 Windows98にもとから入っているフォントで編集できます。OS附属のワードパッドかUnicode対応テキストエディタ(メモ帳は不可)を使い、次のような形式で編集・保存します(参照: ギリシャ語を扱えるテキストエディタ)。

古典ギリシャ語: GreenPadの使い方

 Arila Unicode MSなど、ギリシャ拡張(Greek Extended)と日本語の両方を含むフォントがあれば、Windows98でも古典ギリシャ語と日本語を混在させられます。ただし、OS附属のワードパッドは、フォントがあっても古典ギリシャ語を扱えません。プロポーショナルフォント(Arila Unicode MS)を使えるUnicode対応テキストエディタで編集します(参照: ギリシャ語を扱えるテキストエディタ)。

 以下はGreenPadの例です。

  1. GreenPadを起動。
  2. ツールバーの[表示]→[文書タイプ]→[Unicode Text]をクリック
  3. 日本語は普通に入力。
  4. ギリシャ語を入力する時も日本語FEPはオンのまま、IMEパッドから挿入する。
  5. 保存の際は、[文字コード]を[UTF-8]などUnicodeにする。
  6. ファイルを再度GreenPadで開くと、古典ギリシャ語は■になっている。2.の作業をすればなおる。

WindowsXP

 古典ギリシャ語でも現代ギリシャ語でも同じです。キーボードレイアウトの切り換えについては「キーボードの設定の[キーボードを切り換える]」に。

  1. メモ帳を起動。
  2. ツールバーの[書式]→[フォント]をクリック。
  3. [フォント]ウインドウが開く。
  4. [フォント名]から[Arial Unicode MS]を選択して反転させる。→[OK]クリック
  5. いつも通りに日本語を入力。
  6. ギリシャ語を入力する時は、キーボードレイアウトをギリシャ語[EL]に切り換える。
  7. 保存の際は、[文字コード]を[Unicode]や[UTF-8]にする。
最終更新日: 2003年1月14日   連絡先: suzuri@mbb.nifty.com