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第5話 女の恨みはらします
亀屋利助の娘おいちをレイプした仙太郎・清吉・弥吉・多助・伊之助・元作の商家の息子たち。彼らには重刑が課されるはずだったが、南町吟味方与力大井与太夫はその罪を無罪同然に減刑する。 それもこれも、仙太郎の父親相生屋仙右衛門と大井の間に黒い癒着があったからこそ。 利助は半右衛門においちの仇討ちを依頼する。 大井は、おくらを無実の罪で島送りにした張本人でもあった。 そんな二人が再び顔をあわせる。 大井は以前と同じようにおくらに関係を迫り、挙げ句の果てに金までも要求してきた。 梅安と左内は暴行魔6人組を次々と殺害。 その間にも、大井はおくらの体を目当てにコンタクトを計っていた。 おくらは、左内から預かった50両の金を大井に渡してしまう。 その頃、大井の配下である下っ引権三が左内の隣家の鋳掛屋を捕えた。 鋳掛屋を釈放するためには金がいる。その金を用立てることになったおくらは、母の形見のかんざしを質に入れ、ようやく金を工面した。 かんざしの一件を知らされた左内は、おくらから大井のことを聞かされ、仕掛人としてではなく一介の素浪人として大井を刺殺する。 その後、大井の死を疑問視した権三も、川釣り真っ最中の半右衛門に接近するものの、半右衛門の逆襲にあい死亡した。 川釣りから帰った半右衛門はおくらに土産を渡す。 それは、おくらが手放した50両とかんざしであった。
【左内の一言】
「元締は羨ましいお人だ。男というのは、理屈ではなく、他人には話しても判ってもらえぬ生き様がある。良かれ悪しかれ、男というのは己の生きたいようにしか生きていけんのだ。それを黙ってさせてやる女房というのは、羨ましいと思う。」 【半右衛門の一言】 「夫婦の間で隠しごとはいけないよ。」 【次回予告】 次なる仕掛けは、奈良屋佐平次の依頼により、材木問屋文殊屋多左衛門。しかし多左衛門は江戸町中で評判の高い立派な人格者。その娘お妙と手代直吉の許されぬ恋。連続して起こる江戸の火事。直吉を襲う女仕掛人。次回「消す顔消される顔」を、御期待下さい。 【キャスト】
西村左内/林与一 藤枝梅安/緒方拳 千蔵/津坂匡章 お美代/松本留美 彦次郎/岡本健 大井与太夫/草薙幸次郎 下っ引権三/宮口二朗 仙太郎/笠原明 仙右衛門/郡司良 清吉/島米八 弥吉/四条公彦 多助/大橋壮多 伊之助/北野拓也 元作/東大路昌弘 利助/宮本曠二朗 おいち/丘夏子 松吉/寺下貞信 お辰/藤山喜子 お澄/嵯峨美樹 医者/岡泰正 船頭/細川智 職人/南郷成吉 おくら/中村玉緒 音羽屋半右衛門/山村聡
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