必殺仕掛人各話紹介
■更新事項(2003.04.10) 必殺仕掛人各話紹介第7話へのリンクを追加。
第6話 消す顔消される顔
江戸の町では不審火が相次いでいた。
その火事の度に現場へ現われレスキュー活動を行うことから仏と呼ばれている男、材木問屋文殊屋多左衛門。そんな男が今度の仕掛けの相手。梅安は多左衛門殺しを半右衛門から指示される。

その頃、梅安は直吉・お妙夫婦と知り合い、背中に負った傷が原因で目が見えなくなった直吉の治療を引き受けていた。しかしその裏で梅安はお妙をゲットしようという邪な欲望も…。

ある日、直吉が女殺し屋に殺されかけるというハプニングが発生。その場に梅安・左内・千蔵が駆けつけ、女殺し屋を撃退して難を逃れたが、梅安たちは直吉がなぜ命を狙われたのか疑問を抱くことになった。

梅安はお妙を尾行し、彼女が多左衛門の愛娘であることを知る。
そして梅安はお妙から、直吉の背中の傷の真相を聞かされる。
多左衛門はお気に入りの奉公人音次郎をお妙の婿にして店を継がせようと考えていたが、お妙が使用人の直吉と惚れあっていることに腹を立て、直吉を背中から突き刺したのだ。
多左衛門からすれば溺愛する娘を思えばこその行動らしい。
お妙も、多左衛門は世間の言う通り、多左衛門は根の優しい父親だと信じていた。

またも火事が発生した。
多左衛門の指揮の元、音次郎が懸命の救出活動を行う最中、梅安は標的多左衛門に接近を試みるが、多左衛門の被る頭巾を見て戦意を喪失してしまう。
あの頭巾では生地が厚くて、梅安の鍼を貫通させることが不可能だったのである。

半右衛門から多左衛門殺しを速やかに遂行せよと急かされた梅安は、半右衛門の「早えこと片付けねえと、江戸の火事は無くならねえんだよ」の一言ですべてを察した。
それから梅安は頭巾攻略法に思案を巡らし、手先だけでなく自分の体重をかけることで鍼を頭巾に通すことに成功する。これで頭巾を被った多左衛門は梅安の敵では無くなった。

一方、多左衛門はお妙を文殊屋へ呼び出した隙に、直吉を抹殺してしようと企んでいた。
その夜は強風が吹き、火を放てば江戸の半分が焼失しそうなくらいの、絶好の放火日和。
この火事に乗じて直吉をも殺そうと密談する多左衛門と音次郎。

直吉を殺そうとする音次郎は、笹笛と共に現われた左内に斬り殺され、直吉の家を火元にして火事を起こそうとする多左衛門に、梅安必殺の仕掛鍼が打ち込まれる。

梅安は、多左衛門を直吉の家を訪ねた際に脳卒中で病死したという具合に偽装した。

【梅安の一言その1】
「こいつで今、お前ぇの息の根を止めるとすりゃ、息を吐いた時の方がいいと思うかい?それとも吸う息の時の方がいいと思うかい?直吉を襲った女仕掛人は、叫び声をたてさせねえために、手拭いを使った。だが相手が息を吐ききったその瞬間を狙えば…声は出ねえ。手拭いを使うなんざ、仕掛人とすりゃ下の下だ。舌を噛み切って死ななきゃならなかったのも腕相応の報いってもんだよ。」
【梅安の一言その2】
「このガリガリ亡者め。手前ぇの火付けが役人にバレたんじゃ、娘のお妙さんまで火あぶりの刑にされちまうんだ。」

【次回予告】
次なる仕掛けは、五十石二人扶持宇部家の財産を狙う頼之丞。半右衛門の目は光る。梅安の鍼か、左内の剣か。次回必殺仕掛人を、御期待下さい。
【キャスト】
藤枝梅安/緒方拳 西村左内/林与一 千蔵/津坂匡章 直吉/石山律 お妙/田山千鶴子 音次郎/西沢利明 女殺し屋/キャッシー 文殊屋多左衛門/三國連太郎(特別出演) 佐平次/石浜祐次郎 お峯/新海なつ 専助/桂広行 買付人A/吉田柳児 買付人B/日高久 買付人C/菊地健一 長屋の女房/福沢典子 おくら/中村玉緒(EDでは表記なし) 音羽屋半右衛門/山村聡

本放送日:72.10.07  脚本:山田隆之  監督:松本 明 

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