必殺仕掛人各話紹介
■更新事項(2003.04.24) 必殺仕掛人各話紹介第9話へのリンクを追加。
第8話 過去に追われる仕掛人
6年前、蔭山藩奉行矢部主膳が不要不急の干拓工事に農民をかり出したことに反発し、5人の藩士が建白書を掲げた。
その5人の藩士のうちの1人だった左内は、主膳を斬り、その後脱藩した。
脱藩後の旅の途中、西村一家は半右衛門と出会うことになる。

そして6年後の今、左内は建白書の同志だった松岡弥太郎と再会を果たす。
弥太郎は左内を誘い出し、左内を暗殺しようとするが失敗。左内はそのことに気づいていなかった。

弥太郎に左内暗殺を指示したのは、実は死んでいなかった主膳だった。
建白書の一件以後、命を取り留めた主膳は、まだ蔭山藩で江戸家老職を勤めていた。
主膳は、浪人暮しに疲れた弥太郎に、蔭山藩への帰参を条件に、自分を斬った左内の暗殺を命じたのだ。

弥太郎は左内暗殺に失敗したと主膳に報告するが、意外にも主膳から帰参を許され、とりあえず江戸藩邸勤めを命じられた。
弥太郎の口から建白書の黒幕を吐かせようというのが、主膳の狙いだった。

一方、主膳は仕掛人の元締羽沢の嘉平と接触し、脱藩浪人西村左内殺しを依頼する。
その依頼は、嘉平から半右衛門に引き継がれ、左内の耳にも入った。
半右衛門に一家そろって江戸から旅立つよう促されるが、左内はこれを拒否し、蔭山藩の内状を千蔵に探らせることにした。

主膳の思惑は外れ、弥太郎から黒幕の正体を突き止めることが出来なかった。主膳は弥太郎抹殺を命じる。
千蔵が蔭山藩江戸藩邸に忍び込んだ時、弥太郎は主膳が放った刺客に襲われていた。
何度も敵の刀を受けた弥太郎を救い出した千蔵は、弥太郎を音羽屋へ運び込む。
そして音羽屋へ駆けつけた左内の腕の中で、弥太郎は息を引き取った。

弥太郎の恨みを晴らすと言う左内に同調する半右衛門と千蔵。
3人は主膳一党を墓場におびき出し、報酬なき仕掛けを決行する。

【左内の一言その1】
「仕掛人…俺は仕掛人だ。仕掛人として仇を討つ。」
【左内の一言その2】
「私にどうして二度まで斬らせるのだ。一度死んでもあなたという人は、遂に変わらなかった。何も変わりはしなかった。」

【次回予告】
夫の公金使い込みをネタに、その妻を美人局の道具にして強請を働く、悪らつな御数寄屋坊主が登場。はたして、仕掛ける者と仕掛けられる者との戦いはいかに?次回の必殺仕掛人に、是非御期待下さい。
【キャスト】
西村左内/林与一 藤枝梅安/緒方拳 千蔵/津坂匡章 お美代/松本留美 彦次郎/岡本健 平山重次郎/伊達三郎 羽沢の嘉平/永田光男 用人高山/鈴木金哉 内儀かよ/南風夕子 長屋のつる/小柳圭子 長屋のさと/武田禎子 松岡弥太郎/東野孝彦 矢部主膳/戸浦六宏 若侍稲垣/浜畑賢次 若侍青山/藤田徳次 林兵太夫/北原将光 堀田半兵衛/峰村銀 森田/木治亘 清吉/岡本忠行 音羽屋半右衛門/山村聡

本放送日:72.10.21  脚本:安倍徹郎  監督:大熊邦也 

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