必殺仕掛人各話紹介
■更新事項(2003.05.08) 必殺仕掛人各話紹介第11話へのリンクを追加。
第10話 命売りますもらいます
月々わずかな掛け金で、死後多額の保険金が受け取れるという生命保険「命講」。
この命講を一手に商う後藤屋清左衛門はしがない薬売りから豪商にのし上がった。
命講の噂を聞き「もし保険金目当ての殺しの仕事がまわってきたらどうする?」という話題で盛り上がる梅安と左内だったが…。

左内にヤクザ者の己之吉殺しの仕事が舞い込んだ。
命講ブームの昨今、左内はこの殺しに命講が絡んでないかと疑いを持つ。
そして殺しの依頼を請けた時から、己之吉の行方は一向につかめない。
己之吉の弟である伊助が自分の殺しを頼んだことを知った己之吉が、身を潜めたのではないか?。
だとすれば、伊助は己之吉に殺されるかも知れない。てなわけで、梅安も伊助のボディガード役を引き受けることに。

梅安は、伊助と妻のおりん、息子の吉太郎の住む長屋に警護に就いた。
そこへ「おめえのいのちはねえ よくもおれを みの」と書かれた文が投げ込まれる。
その後梅安と左内に発見された己之吉は、伊助の殺人予告を言い残して仕掛人の前から姿を消した。
その翌朝、吉太郎が姿を消してしまう。そして己之吉から脅迫状が届けられた。

己之吉から指示された場所へ着いた伊助と梅安たち。
無事吉太郎を釈放させたものの代わりに伊助が己之吉に捕らえられる。
吉太郎を釈放させる優しさがあるのならと己之吉に交渉を持ちかける左内に向かって、己之吉が襲いかかってくる。それを梅安と左内が二人がかりで応戦、みごと相手を倒した。
しかし倒した男の頬かむり取って見ると、なんと己之吉だと思っていた男は伊助だった。

伊助は己之吉から金を無心され続けたことをきっかけに借金地獄にさいなまれ、それを返済する方法として自分名義の命講の保険金を家族にもたらすと考えた。
そのため伊助は己之吉になりすまして仕掛人に自分を殺させたのである。
かくして伊助の保険金500両が後藤屋清左衛門から支払われた。残された家族は借金を完済したのち江戸から旅立ったという。
ちなみに、己之吉はすでに病気で死んでいたらしい。

【梅安の一言】
「まったくこんな仕事をしていると、いろいろ人様の裏を見せていただけますねえ。因果な商売さ。」

【次回予告】
男子禁制の大奥で何事かが起こった。仕掛ける相手の顔も知らず、アリ一匹入る隙もない大奥。しかもこの殺しには期限があった。はたして、大奥への挑戦はいかに?次回の必殺仕掛人を、お楽しみ下さい。
【キャスト】
西村左内/林与一 藤枝梅安/緒方拳 千蔵/津坂匡章 万吉/太田博之 お美代/松本留美 彦次郎/岡本健 おりん/日高なみ 吉太郎/岡本崇 およね/香月京子 己之吉/唐沢民賢 音吉/北竜二 茂吉/志馬啄也 勝五郎/山岡鋭二郎 与作/西内隆司 音羽屋女中/佃和美 おぎん/野川由美子 伊助/園井啓介

本放送日:72.11.04  脚本:國弘威雄  監督:松野宏軌 

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