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第16話 命かけて訴えます
とある山道。逃げる農民、弥んぞ・甚八・米吉。それを追う甲州代官所の役人たち。 そこへ割り込む梅安と左内。二人は役人たちを殲滅した。 梅安と左内は、江戸の女郎お清から甚八を守って欲しいと依頼されていた。お清は甚八の姉である。 弥んぞ・甚八・米吉の三人は、甲州16カ村を支配する甲州代官安藤の執拗な搾取を、老中酒井へ知らせようと江戸へ直訴に向かっていた。そんな彼らを護衛するのが、今回の仕掛けなのだ。 途中米吉が射殺されたり、宿場で追っ手を捲いたりしながら、農民&仕掛人一行は江戸に到着する。 弥んぞは吉原女郎になった恋人おいねと再会、吉原を隠れ家にした。 一方の甚八は、半右衛門に依頼する金欲しさに殺人を犯してしまったお清の処刑を目の当たりにする。 ここへきて弥んぞと甚八は、直訴に二の足を踏んだ。 梅安の提案でくじ引きを行い、結果弥んぞだけで直訴をすることに。 甚八はそそくさと逃げ出してしまう。 そして翌朝。 おいねがついていくことになり弥んぞは酒井の屋敷へ向かう。 しかしそこには甲州代官安藤に手を貸す旗本たちの刃が。 直訴の願いも届かず弥んぞとおいねは斬殺された。 弥んぞとおいねの卒塔婆の前に集う半右衛門たちは、まだ仕事が済んでいないと自分らの手で直訴を成し遂げようと決断した。 百姓に化けた千蔵が直訴におよび、捕らえられた屋敷から逃げ出そうという作戦を立てた。 なにしろ千蔵には、伝馬町牢屋敷からの脱獄に成功したという実績があった。 酒井の駕籠めがけて直訴を果たした千蔵は、牢を破り屋敷から脱出する。 屋敷に駆けつけた梅安と左内と共に、千蔵は屋敷を後にした。 なおこの訴えにより、安藤は甲州代官を免職され、甲州平はしばらく酒井が直轄することになった。
【梅安の一言】
「腰に刀ぁ無えが、あんた今刀に手ぇかけたね。俺を斬る気かい。」 【次回予告】 神か?悪魔か?村の飢饉を救う庄屋に、誰も知らない裏の顔があった。虐げられた者の恨みを乗せて、仕掛けの舞台は吉原へ移る。次回の必殺仕掛人「花の吉原地獄の手形」に、是非御期待下さい。 【キャスト】
西村左内/林与一 藤枝梅安/緒方拳 千蔵/津坂匡章 花里/左時枝 甚八/林ゆたか 米吉/古川ロック お清/志乃原良子 侍松井/出水憲司 大庄屋/日高久 人夫/浜中修一 役人/仲圭介 女中/山口京子 女郎/金剛愛子、今村加津子 弥んぞ/松橋登 おいね/梓英子 音羽屋半右衛門/山村聡
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