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第18話 夢を買います恨も買います
ある日、おゆきの父親利兵衛が殺された。その後、おゆきは蓮華寺で利兵衛が作った箱を発見する。その箱は富くじの富箱として利用されていた。 おゆきは、利兵衛の死が蓮華寺に関わりがあると確信。半右衛門に父親殺しの仇討ちを依頼した。 一方、富くじでいい目を見なかった梅安・左内・千蔵・おぎんは、井筒で残念会を開いていた。 その座敷におぎんの贔屓客である浪人武宮源之丞も仲間に加わった。 武宮とはおぎんを巡る恋敵である梅安をよそに、左内は武宮と意気投合する。 井筒を出て家に戻った左内を待っていたのは、仕掛けの呼び出しだった。 利兵衛殺しは蓮華寺の警護に当たる浪人集団の誰かによるものであり、その中には武宮がいる。 半右衛門は、そういう事情の仕掛けを左内に任せるのだった。 左内は蓮華寺へ赴き、武宮の口利きで富箱を見せてもらうことにした。 蓮華寺からの帰り道、左内を不審人物として認めた住職の鉄幹が、浪人たちに奇襲を命じた。 しかし左内の腕の前に浪人の誰もが太刀打ち出来なかった。 勝ち目が無いと見るや、武宮は左内を連れて井筒へと繰り出してしまう。 井筒へ着いた左内は、武宮からとんでもない話を聞かされる。 徳川幕府の打倒。その資金を調達するための富くじ。富箱のイカサマからくり。富箱を作った利兵衛の殺害。 すべてを打ち明けた武宮は、左内を仲間に引き込もうとするが失敗する。 逆に左内は、いままでの迷いを捨て去り、武宮を斬る決心を固めた。 その時、鉄幹がイカサマ富くじで得た大金を手に逃走した。しかも倒幕計画を奉行所に密告していた。 事態急変のため武宮は左内の元を去った。いずれ決闘の約束を果たす、そう誓って。 鉄幹は寺社奉行沖野の屋敷に匿われていた。 決起にはやる浪人どもを一網打尽にする沖野の企みに、鉄幹が加担していたのだ。 沖野の屋敷に忍び込んだ梅安は、鉄幹と沖野を抹殺する。 そして左内に武宮から果たし状が届いた。 いつしか武宮を斬りたく無くなっていた左内と、倒幕に参加しない限り左内を斬るしかない武宮。 互いの主張がぶつかりあい、やがて斬りあいに発展する。 まるで左内に殺されようとしている武宮を、左内は斬り捨てる他になかった。
【武宮源之丞の一言】
「まだ…まだ…」 【次回予告】 幕府転覆を計る浪士の一味が、百姓を人質に小屋へ籠った。果たして彼らの行為は正義なのか?次回の必殺仕掛人「理想に仕掛けろ」に、御期待下さい。 【キャスト】
西村左内/林与一 藤枝梅安/緒方拳 千蔵/津坂匡章 万吉/太田博之 お美代/松本留美 彦次郎/岡本健 鉄幹/守田学哉(EDでは森田学哉と表記) 沖野/玉生司郎 多田/黛康太郎 おゆき/酒井靖乃 およし/藤田恵美子 読み上げ役/吉田良全、松尾勝人 侍/白井靖 おぎん/野川由美子 武宮源之丞/近藤正臣 音羽屋半右衛門/山村聡
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