必殺仕掛人各話紹介
■更新事項(2004.04.01) 必殺仕掛人各話紹介第23話へのリンクを追加。
第22話 大荷物小荷物仕掛の手伝い
神応院に潜入した老いた男。だが物音に気付かれ、男はその寺から逃げ出した。
翌日、その男の姿は音羽屋に見られた。彼の名はカニの七兵衛。毒を塗った沢蟹を操り標的に毒を盛る技を使う仕掛人だった。
七兵衛は、事故で視力を失った娘由布を長崎の医者に見せるための資金稼ぎに、10年振りに仕掛けを引き受けていた。その仕掛けの相手こそ先夜忍び込んだ神応院の僧日朝だった。
七兵衛は、仕損じた殺しの協力を半右衛門に頼む。しかし半右衛門は、カムバックした名仕掛人カニの七兵衛の一人働きに期待するとだけ述べ、七兵衛からの支援要請を拒否するのであった。

日朝は、2年前江戸に現われてからその祈祷の評判が口コミで広がり、今では大奥の女中までもが神応院に訪れると言う超人気者。しかしその裏では、祈祷に来た女性を手込めにしてしまうという破戒者。
七兵衛に日朝殺しを頼んだのは、日朝に犯されたため自殺したお妙の父親唐津屋助右衛門だった。
唐津屋から急かされた七兵衛は、その後2度殺しを挑むが2度とも失敗してしまう。

何度も命を狙われた日朝は、その相手が唐津屋が雇ったであろう仕掛人であると推測。用心棒の倉持甚十郎に仕掛人抹殺を命令した。
倉持は唐津屋に乗り込み、助右衛門に己が差し向けた仕掛人の名を白状させた。
七兵衛の名を知った倉持は七兵衛を急襲、彼に2本の手裏剣を突き刺した。
倉持の前から姿を消す七兵衛。七兵衛は音羽屋までたどり着くと、由布のことを頼み息を引き取った。

半右衛門が、七兵衛の日朝殺しに協力的でなかったのには理由があった。
日朝の正体は、半右衛門の島送り時代の仲間むささびの吉だった。
しかしむささびの吉が悪人日朝に変貌したのを見た半右衛門は、日朝と会談。日朝に仕掛けを宣告した。

助右衛門が音羽屋へやって来た。七兵衛亡き今、日朝殺しを諦めると言うのだ。
半右衛門は、お妙のような被害者を量産せぬためにも日朝殺し依頼の続行を、助右衛門に迫った。
そこで半右衛門は、七兵衛の後金と改めて音羽屋に依頼する分の金を助右衛門に要求する。

【梅安の一言】
「お互い、女には気を付けなくっちゃね。」

【次回予告】
仕掛人に過去を振り返ることは許されない。非情な殺しの掟に背を向けることも出来ない。だが仕掛けの相手が肉親の妹であると知った時…。次回、必殺仕掛人に、御期待下さい。
【キャスト】
西村左内/林与一 藤枝梅安/緒方拳 千蔵/津坂匡章 由布/小谷野美智子 日朝/如月寛多 倉持甚十郎/浜田晃 唐津屋助右衛門/池田忠夫 寺侍/安藤仁一郎 手代忠助/平井武 番頭/戸板幸男 小僧/島岡安芸和 年増女/大滝英淆子 使番女中/藤田恵美子 浪路/中山美根子 長屋のおかみ/上田恵子 妙/前川利江子 番頭/渡辺憲悟 カニの七兵衛/藤原釜足 おくら/中村玉緒 音羽屋半右衛門/山村聡

本放送日:73.01.27  脚本:本田英郎  監督:長谷和夫 

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