暗闇仕留人各話紹介
■更新事項(2002.11.26) ページ作成。
第4話 仕留て候
新任の北町奉行稲部山城守は与力諸岡勘蔵と共に奉行所の無用者10名を休職処分にした。その中に含まれていた主水は諸岡に賄賂を送りなんとか処分を取り消してもらう。そして主水の代わりに同僚の庄内三郎兵衛が休職処分となった。
その後廻船問屋の老松屋・紀州屋・銀屋それぞれの主人3名が抜け荷の疑いで捕らえられ、老松屋・紀州屋が処刑される。稲部はひとり残された銀屋の主人孫衛門の処刑を中止するが、そのかわりに御禁制品の仕入れをを孫衛門に強要した。稲部はそれを使って出世の道具にしようと企む。さらにもう一つ追加の条件も出した。
『孫衛門の一人娘おえいを稲部家に行儀見習いに出すように』
しばらくして稲部に御禁制品商売を辞めたいと言い出した孫衛門は、おえいが稲部に手込めにされたと知って愕然となる。稲部からの指示で諸岡は浪人たちに孫衛門抹殺を命じた。その浪人たちの中には三郎兵衛の息子誠一郎の姿もあった。そして浪人たちが銀屋に乗り込んでみると孫衛門はすでに自殺し果てていた。
警護中の主水に捕らえられた誠一郎は三郎兵衛に引き渡されるが、奉行所の腐敗とそれを見て見ぬ振りをする父に怒り家を飛び出していく。息子の思いに感化された三郎兵衛は、浪人たちを指揮しているのが諸岡であるとの誠一郎からの情報、自らも加担した諸岡の公金横領の事実を稲部に知らせに行く。諸岡のバックが稲部だとも知らず稲部にこの一件を報告した三郎兵衛は、浪人たちに襲われ斬殺される。
そして父の死に怒りをあらわにした誠一郎も、単身稲部の元に斬り込むものの逆に返り討ちに。
誠一郎からもしもの時の為の金を託されていた主水は、仲間を集めて稲部と諸岡を仕置きしようとするが、庄内親子との関係を怪しまれ諸岡に尾行されてしまう。
主水を追ってアジトに近づく諸岡を大吉が倒し、主水と貢が稲部を始末すべく奉行所に乗り込む。

【主水の一言】
「そうかい、じゃあ俺一人でやらあ。奉行と与力殺らないことにゃ、俺が殺されるんだ。俺だけじゃねえぜ。おめえたちも一蓮托生だ。ま、運良く助かったら率のいい仕留仕事でも探すんだな。」

【次回予告】
お願いです、聞いてください。喘ぐ女の目からひとすじの涙がこぼれる。あの人が命を賭けて守ろうとした物は。最後の力を振り絞り女は息絶える。次週、暗闇仕留人に御期待下さい。
【キャスト】
糸井貢/石坂浩二 大吉/近藤洋介 おきん/野川由美子 おみつ/佐野厚子 妙心尼/三島ゆり子 糸井あや/木村夏江 諸岡勘蔵/小林勝彦 庄内誠一郎/池田秀一 銀屋孫衛門/北村英三 おえい/丘夏子 桜井/島米八 中川/樋口史和 同心/北野拓也 半次/津坂匡章 同心/松田明、柳原久仁夫 老松屋/藤川準 紀州屋/市川男女之助 中村りつ/白木万理 中村せん/菅井きん 稲部山城守/本郷功次郎 庄内三郎兵衛/加東大介 中村主水/藤田まこと

本放送日:74.07.20  脚本:村尾 昭  監督:松本 明 

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