暗闇仕留人各話紹介
■更新事項(2002.11.26) ページ作成。
第7話 喰うて候
夏の暑い盛りに、将軍様は富士山の雪を食べるという習慣があった。
その雪を運ぶ役人米谷市太郎・石田・山村の横暴によって妻お咲を殺された与市が、おきんから短筒を買い求めるために江戸へやって来た。主水・大吉・おきんは、与市が米谷らに復讐しようとするのを代りに裏の仕事として引き受けて与市から大金をせしめようと思い付く。おきんに与市への説得を任せ、主水と大吉は米谷一行を追って江戸を発った。
一方、避暑と湯治を兼ねて箱根に出向いた糸井夫妻は、運悪く米谷ら御雪様一行と鉢合せし、温泉などの雪を解かすファクターをすべてシャットアウトされた異常な空間に身を置くことになってしまう。
そのさなか、信助・おなつ夫妻の息子信吾が高熱を出し、その看病に熱湯が必要になった。夫妻は米谷に掛け合い、おなつを米谷の一夜の相手に差し出すことを条件に元湯の使用を許可される。しかし、その事情を知らない石田・山村は、元湯を開いて御雪を解かす行為に及んだとして、信助を殺害してしまう。両親の働きも空しく信吾も息を引き取る。
米谷への怒りに震えるおなつをあやに任せ、貢はひとり米谷らを狙って御雪様一行を追跡する。
そして主水と大吉も貢に合流する。役者は揃ったいざ仕置。
ところがおきんが与市から頼み料の受領に失敗。仕方なく仕留人たちは米谷らから奪った御雪様をほおばる。

【主水の一言】
「まったく将軍なんて野郎は贅沢なことするもんだぜ。このクソ暑いのにお雪を喰おうってんだからな。こちとら土用の丑の日にウナギ喰えるか喰えねえかってんのによ。」

【次回予告】
愛、それは激しく燃えて、過去を断ち切るに余りあった。およそ心とはかけ離れた言葉しか言えない男と女。そして、死。次週、暗闇仕留人に御期待下さい。
【キャスト】
糸井貢/石坂浩二 大吉/近藤洋介 おきん/野川由美子 おみつ/佐野厚子 妙心尼/三島ゆり子 糸井あや/木村夏江 信助/石山律雄 おなつ/八木孝子 与市/金井進二 藤兵衛/伊藤亮英 石田/瀧義郎 山村/五十嵐義弘 同心田口(EDでは同心と表記)/古川ロック(本編未登場) ふさ/小柳圭子 お咲/八代郷子 母親/太田優子 信吾/星田知則 老僕/乃木年雄 親爺/藤川準 米谷/早川保 中村りつ/白木万理 中村せん/菅井きん 中村主水/藤田まこと

本放送日:74.08.03  脚本:國弘威雄  監督:松野宏軌 

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