暗闇仕留人各話紹介
■更新事項(2002.12.23) 暗闇仕留人各話紹介第12話へのリンクを追加。
第11話 惚れて候
手裏剣の名手弥太に、伊勢屋に押し込んだ盗賊の嫌疑がかかり、火付盗賊改方に捕らえられた。
ところが伊勢屋が盗賊に襲われた夜、弥太は女スリおまきと一夜を明かしていたというアリバイがあった。おまきの証言と火付盗賊改役乾寛兵衛の恩情で、弥太は打ち首を免れ無事釈放となった。
それ以来、知人の伝造から言われるままに、弥太は乾を命の恩人とあがめるようになる。
乾は、老中松平和泉守の側室の一人お志乃と世を忍ぶ愛人関係にあった。乾は和泉守に取り入るため、和泉守の寵愛をお志乃が一身に受けられるよう、お志乃のライバルにあたる側室お千鶴の抹殺を企んでいた。
そのヒットマンとして弥太を起用しようとする乾と伝造。先の弥太の誤認逮捕は、弥太の手裏剣の腕前を見込んだ伝造と乾による、仲間に引き入れるための作戦だったのだ。
伝造から、誤認逮捕の件で乾を切腹させようとする奴がいて、そいつを殺して欲しいと頼まれた弥太。弥太は恩義ある乾のため殺人の実行を決意、乾の目論み通りお千鶴を殺害する。
その場で捕らえられた弥太は、乾の部下岩佐軍三によるおまき抹殺を知らされながらも、最後まで乾の名を口にすること無く、刑場で磔獄門の刑に処される。
弥太の死に思わず口が緩む乾の表情を、主水は見逃がすことが出来なかった。

【主水の一言】
「弥太、おまきは殺されたぞ。殺したのは乾寛兵衛だ。弥太、目を覚ますんだ、弥太!おめえは殺しの道具として使われただけなんだ。判らねえのか。今からでも遅くねえ、おまきの仇を討て。おめえに殺しを頼んだ奴の名前を言うんだ、弥太!」

【次回予告】
すべての悪は闇から闇へ。お上も手が出ぬ闇将軍、巨大な組織のまっただ中へ、仕留人が仕組んだ罠に、乗るか外すか闇公方。次週、暗闇仕留人に御期待下さい。
【キャスト】
糸井貢/石坂浩二 大吉/近藤洋介 おきん/野川由美子 妙心尼/三島ゆり子 糸井あや/木村夏江 伝造/浜田寅彦 おまき/池波志乃 半次/津坂匡章 岩佐軍三/原田清人 お志乃/来路史圃 お千鶴/大塚訓代 銀八/島米八 同心田口(EDでは同心と表記)/古川ロック 与力/有川正治 おかく/大滝英淆子 中村りつ/白木万理 中村せん/菅井きん 弥太/新克利 乾寛兵衛/金田龍之介 中村主水/藤田まこと

本放送日:74.09.07  脚本:播磨幸治  監督:高橋繁男 

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