暗闇仕留人各話紹介
■更新事項(2003.01.20) 暗闇仕留人各話紹介第21話へのリンクを追加。
第20話 一途にて候
殉職した北町同心加納頼母の後を継ぎ、その息子加納一平が同心として北町奉行所に着任した。
ある賭場の手入れの際、賭場の元締勘八から目こぼし料を受け取った北町与力平田玄一郎は即刻捕物を中止、代貸専造を捕えた一平に解き放なちを命じた。その後、父親譲りの堅物で正義漢の固まりの一平は、平田の配下である同心水上平馬・佐山弥十郎から渡された目こぼし料の受領を拒否する。
そして再び一平は勘八の賭場に踏み込むが、すでに勘八と癒着の関係にあった平田がすでにその場にいた。平田の制止も聞かず一平は勘八を連行する。しかし奉行の甥である平田の権力で、すぐに勘八は釈放された。
かねてから頼母がその正義感から奉行所内部の者の不評を買い、そのために殺されたのではないかと推測していた主水は、一平の身を案じて仲間に警護を依頼。しかし町方のイザコザに巻き込まれることを嫌った貢たちに反対されてしまう。
主水の思った通り平田一派は一平の命を狙い始めた。一平は何度ものピンチを偶然にも貢や大吉に救われる。一平の叔父笠井新兵衛は、平田から汚い金を受け取る言わば一平の反対の立場にあったが、一平の強い意思に心を動かされ陰腹を切って奉行に平田の悪事を訴えようとする。しかしその訴状を平田に取り上げられ新兵衛はそのまま死を迎えた。
そして遂に平田は一平に本性を現わす。頼母と新兵衛を死に追いやったと自白した平田に刀を抜いた一平は、乱心者として奉行所内で斬殺される。一平を守り抜けず無念の主水。
平田一派殺しを決断する主水たち。しかしただ平田一派を仕留めたのでは気が済まない。標的全員を仲間割れに見せかけて殺し、主水が平田の悪事を調書にしたため白日の元に曝け出すのであった。

【主水の一言】
「俺はな、あのクソ真面目な野郎がなんとなく可愛くってな。俺がとっくの昔になくしちまった物を、まざまざと見せつけられた気がするんだ。」
【貢の一言】
「甘いよ八丁堀は。俺たちは仕留人なんだ。人助けをするほど立派な代物じゃない。」

【次回予告】
この世は地獄。燃える炎に身を焦がし、哀れ女のひとり旅。浮かぶ涙に命は捨てた。彼岸花咲く恨み道。次週、暗闇仕留人に御期待下さい。

【キャスト】
糸井貢/石坂浩二 大吉/近藤洋介 おきん/野川由美子 妙心尼/三島ゆり子 笠井新兵衛/小林昭二 加納一平/石田信之 平田玄一郎/袋正 勘八/近藤宏 水上平馬/小美野欣二 佐山弥十郎/坂口徹 桃江/奈加川由美 おまさ/鳴尾よね子 同心田口/古川ロック おしま/井上明子 代貸専造/堀北幸夫 子分/平井靖 中村りつ/白木万理 中村せん/菅井きん 中村主水/藤田まこと

本放送日:74.11.09  脚本:村尾 昭  監督:田中徳三 

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