暗闇仕留人各話紹介
■更新事項(2003.01.29) 暗闇仕留人各話紹介第24話へのリンクを追加。
第23話 晴らして候
呉服問屋越後屋の手代佐吉に、南町筆頭与力原一家皆殺しの嫌疑がかけられた。ところがそれはまったくの濡衣であり、佐吉には犯行時刻のアリバイを立証できる証人がいた。
その一人として、その晩佐吉と肩がぶつかった大吉の名が上がった。佐吉の妹おそのは、大吉に証言を頼むがそれを拒否される。大吉は佐吉と遭遇した場所付近で、女衒の和助という男を仕留めていたのだ。続いて佐吉が立ち寄った屋台のオヤジ伊三次に協力を求めるおそのは、伊三次の言うままにその身を差し出す。そしておそのは佐吉のアリバイの証言するという確約を伊三次から取り付けた。
ところが佐吉に濡衣を着せたまま処刑してしまおうとする一味がいた。佐吉を捕えた南町与力間宮伝九郎と目明かし勘助、そして湊屋郷右衛門である。
その後大吉は伊三次の家を訪ねるが、そこには首を吊った伊三次の姿があった。佐吉の証人狩りに乗り出した間宮一味の仕業だった。
主水と大吉は、原が湊屋を抜け荷で探索していたため、湊屋に通じている間宮らが原を抹殺したと推理する。主水に妙な行動に出ないように監視されてしまった大吉は、主水の目を盗んでおそのに接触し間宮が怪しいと告げるが、既におそのには貸本屋の直次郎という協力者が現われていた。直次郎はおそのから絶大な信頼を得て奉行所へ出頭、しかしドタンバでおそのに偽証を強要されたと宣言、おその共々奉行所に捕らえられる。
間宮は、殺しを認めれば捕らえられたおそのを釈放すると佐吉に迫り、遂に佐吉を死罪に追い込んだ。
佐吉のアリバイ証人の一人である大吉は、勘助に見張られていたがそれを主水が始末した。勘助の死体とそれに集う大吉・主水・貢の姿を見たおそのは、彼らが裏稼業の人間であると見破り間宮一味殺しを依頼する。
殺る相手は、間宮、湊屋、そして間宮の手先としておそのを罠にはめた直次郎。

【貢の一言】
「ああ冷てえさ。冷えてなきゃこんな稼業出来やしねえんだよ。お前さんだってわかっているはずだぜ。俺たちにはな、人助けは出来やしねえんだよ。そんなこと考えるのは、それこそ身の程知らずって奴だ。」

【次回予告】
すべて夢であれと希う、この世の偽り。いたずらに散る若さこそ惜しめ。なぜに惜しまん、この帰らずの命。次週、暗闇仕留人に御期待下さい。

【キャスト】
糸井貢/石坂浩二 大吉/近藤洋介 妙心尼/三島ゆり子 湊屋郷右衛門/西山嘉孝 勘助/藤沢薫 伊三次/山口幸生 平六/笹吾朗 和助/入江慎也 職人/重久剛 おその/大谷直子 間宮伝九郎/沢本忠雄 酔客/沖時男 与力原/市川男女之助 番頭/暁新太郎 奉行/堀北幸夫 みね/八代郷子 萩乃/和田かつら 直次郎/石山律雄 佐吉/小坂一也 中村主水/藤田まこと

本放送日:74.11.30  脚本:猪又憲吾  監督:松本 明 

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