暗闇仕留人各話紹介
■更新事項(2003.02.05) 暗闇仕留人各話紹介第26話へのリンクを追加。
第25話 晒されて候
大吉に誘われて丁半博打に初挑戦の貢。ビギナーズラックでツキまくり、ガッポガッポと大儲け。ところが途中参加の女の登場で貢の運もここまで。結局儲けを全部その女に持っていかれてしまった。
翌朝、その女が心中の片割れとして発見される。現場に駆けつけた主水はびっくり。彼女は主水にとっての初めての女性、お陽だった。主水はお陽が晒しものになっている3日間、彼女の見張りをすることに。
主水は、貢と大吉からお陽が博打場にいたというアリバイを聞かされ、お陽からその事情を聞き込む。
お陽は米の仲買商越後屋の後妻で、前妻の子お道が作った借金100両の返済を金貸し大島屋義平次に迫られたため、その100両を稼ぐため博打に手を出した。その金を義平次が指定した場所へ持っていったお陽は、義平次の使いを名乗る船頭に連れ出された先で暴漢に襲われ気を失い、気がついた時は心中者に仕立てられていたのだと言う。
その船頭を見つけるためにはお陽に探させるしかない。主水はおきんをお陽の身代わりにして、お陽と大吉・貢に船頭探しをさせることにした。
その頃お道には菊次という恋人がいて、お陽が晒されているうちに越後屋に住み込んでいたが、その正体は大店の娘から金を巻き上げる悪党で、義平次が越後屋の仲買人株を奪取しようとする悪事に加担していた。例の船頭藤太も、そして越後屋の番頭荘助も、みな義平次の仲間だった。
彼らの密談を聞いてしまったお道は菊次に刺されてしまう。越後屋の前で張り込んでいた貢とお陽は、越後屋を出た菊次と藤太を発見、菊次が引く大八車に乗せられたお道の最後を看取ることに。
そして晒しものの刑を終えたお陽は、無宿者として江戸所払いとなり、品川で女郎屋に身を売った。その代金8両を分配し、越後屋をしゃぶり尽くした義平次一味に制裁を加える仕留人。

【貢の一言】
「品川の越後屋のお陽さんの使いで伺ったのですが、今夜が期限でございます。お命頂戴に参りました。」

【次回予告】
木枯らしのなか今さらに思う、帰らぬ日の幸せ。信じるものとてないこの世ならば、せめて賭けたい一途な女の心。次週、暗闇仕留人に御期待下さい。

【キャスト】
糸井貢/石坂浩二 大吉/近藤洋介 おきん/野川由美子 妙心尼/三島ゆり子 義平次/川合伸旺 お道/桜井浩子 番頭荘助/小笠原良知 船頭藤太/鈴木金哉 菊次/斎隠寺忠雄 組頭/山岡鋭次郎 お将/高木峯子 合力/北野拓也 同心/伊波一夫、花岡秀樹 野次馬/松尾勝人、平井靖、藤川準 つぼ振り/鈴木政喜 酔っぱらい/丸尾好広 心中の男/鈴木義章 中村りつ/白木万理 中村せん/菅井きん お陽/中村玉緒 中村主水/藤田まこと

本放送日:74.12.14  脚本:松田 司  監督:松野宏軌 

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