必殺仕業人各話紹介
■更新事項(2004.11.04) 必殺仕業人各話紹介第6話へのリンクを追加。
第5話 あんたこの身代りどう思う
探索者の追及を逃れたい剣之介とお歌は、主水の紹介で、町奉行所の手が届かない無法地帯「かくれ里」に避難することにした。
かくれ里は、犯罪者や食い詰め浪人がたむろし、法や秩序というものとはまったく無縁の世界だった。

両替商和泉屋藤兵衛の放蕩息子清太郎が、誤って女郎を殺してしまった。
遊び癖の悪ささえ差し引けば申し分のない息子を、たった一度女郎を殺したぐらいで死罪にさせるわけにはいかない。そう考えた和泉屋は、口入屋益田屋長次郎に相談する。
益田屋は、自らの正体が替え玉屋であることを明かし、清太郎に代わる女郎殺しの犯人をでっち上げてみせると、和泉屋に応えた。

剣之介とお歌は、かくれ里で大道芸を披露する伸吉・おとせ夫婦と知り合う。
ところがその後日、伸吉が女郎殺しの下手人として捕らえられ、無実ながら処刑されてしまった。
益田屋の手下でかくれ里の差配師である由造が、伸吉をそそのかし、清太郎の替え玉に仕立てたのである。

和泉屋は、望みを叶えてくれた益田屋に、もう一つお願いをする。
それは、外で女遊びをすると何をしでかすかわからない清太郎のために、おもちゃ代わりの女をひとり用意して欲しいというものだった。
由造は、夫の刑死を知らぬおとせに接触。伸吉に会わせてやると言っておとせをかくれ里から連れ出した。
おとせは和泉屋で清太郎に弄ばれる。

そして身も心も傷ついてかくれ里へ戻って来たおとせを待っていたのは、伸吉の死を知らせる主水と形見の衣類に縫い込まれた四両の金だった。
すべてに絶望したおとせは、目の前の主水に四両を投げつけたのち、井戸に身を投げ自殺する。

伸吉・おとせは、かくれ里に行き着いた剣之介・お歌に、未来はこうだと見せつけたのだろうか?

【主水の一言】
「この金には、伸吉の恨みだけじゃねえ、井戸の底で泣いてるおとせの恨みもこもってるんだ」

【やいとやの占い】
足袋を履こうとするがこはぜが取れてしまうやいとや。
すると御丁寧に両足の足袋を脱ぎ、火鉢に投入。
そしてこはぜが丈夫そうな新しい足袋を選んで履き直す。

【次回予告】
離れていれば愛さらに増し、命惜しまず敢えて地獄花。この汚れ落ちよとばかり振る雨に、濡れて三途の渡し舟。次週、必殺仕業人、御期待下さい。
【キャスト】
赤井剣之介/中村敦夫 やいとや又右衛門/大出俊 お歌/中尾ミエ 捨三/渡辺篤史 島忠助/美川陽一郎 出戻り銀次(EDでは出戻り銀次郎と表記)/鶴田忍 お澄/二本柳俊衣 伸吉/小坂一也 清太郎/佐々木剛 和泉屋藤兵衛/梅津栄 益田屋長次郎/長谷川弘 由造/不破潤 宇之助/武周暢 おらん/森みつる およね/松井加容子 老人/石原須磨男 番頭/松田明 子分/下村義光 おとせ/赤座美代子 せん/菅井きん りつ/白木万理 中村主水/藤田まこと

本放送日:76.02.13  脚本:中村勝行  監督:大熊邦也 

必殺シリーズ同人サークル"江戸のクロねこ"トップページ
必殺仕業人サブタイトルリスト
必殺仕業人各話紹介インデックス
←必殺仕業人第4話「あんたこの親子をどう思う
→必殺仕業人第6話「あんたこの裏切りどう思う

『必殺シリーズ同人サークル"江戸のクロねこ"ほーむぺーじ @クロねこ』はリンクフリーです。
当サイト内のどのページにリンクしていただいても構いません。左のバナーを御利用頂けると幸いです。
また相互リンクのお誘いや御意見・御感想などはメールでお願いします。