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第7話 あんたこの仇討どう思う
盲目の浪人芦川次郎左ヱ門は、娘おさよを伴って、神社の境内で歌芸を披露するが、聖天の政五郎一家から請求されたショバ代を拒否したために、その場を追われてしまった。芦川親子に気をかけるお歌は、二人を自分の家に招待し、食事を振舞う。 捨三は、出入りの女郎屋で二度自殺に失敗した女郎おはまの身の上を知らされる。 おはまは、売り出し中の役者生駒屋清三郎とわりない仲になったが、清三郎に振られた上に、政五郎の手で女郎屋に叩き売られたのだった。 そして店をあとにした捨三は、清三郎の行方を追う芦川を目撃する。 その後日、再び店に押しかけた芦川は、遂に妻おはまと再会を果たした。 つまり、おはまは、芦川という夫がありながら清三郎に現を抜かしたのだ。 捨三から目撃談を聞かされた剣之介は、芦川に真相を確かめる。 芦川は、おはまを清三郎に奪われ、その女敵討ちの為に江戸に来た。 女敵討ちとは、家事不行届の汚名を晴らすため、妻と密通者を成敗すること。今回のケースでは、おはまと清三郎を成敗しなければならない。 だが、芦川はおはまと再会しその考えを改める。おさよの為に母であるおはまが必要だと判断した芦川は、女敵討ちを断念、せめて清三郎から詫びの言葉を聞くことができれば、すべてを水に流そうと言うのだ。 芦川は、おはまを身請けするべく、手にしていた備前長船を売り五十五両を手に入れる。 しかし大金を持ち歩いていたため、芦川は通り魔に襲われ刺されてしまう。 そこへ政五郎一家と用心棒草壁大蔵が、芦川に追い討ちをかける。 芦川の江戸出現を恐れた清三郎が、政五郎に芦川抹殺を要請していたのだ。 多勢に無勢。芦川は次々とメッタ刺しにされ、虫の息。偶然その場に居合わせた又右衛門に、五十五両を託し息絶えた。 五十両は、おはまの身請け代に。五両は、芦川の恨みを晴らす仕事料に。 清三郎・政五郎・草壁は、次なるターゲットに狙いを付け、既に行動を開始していた。 その最中に仕業人が三人を始末する。 その後、無事女郎屋から解放されたおはまは、おさよを連れて旅立っていった。
【主水の一言】
「女敵か…いや、俺なんざそうなりゃ喜んで他の女に…いや、そうでもねえかな」 【やいとやの占い】 やいとや、針を手にポーズを取り、それを鏡で確認する。 何度やってもなかなか形が決まらず、諦めムードで部屋を出ていこうとしたが、火鉢の消し忘れに気付き、慌てて急須の湯を注ぐ。 改めて、いざ出陣。 占いでも何でもないって。 【次回予告】 この願い聞き届けてくれるなら、気紛れに乗って走った口車。瞬時忘れて追いかける夢、さめて、やはり夢。次週、必殺仕業人、御期待下さい。 【キャスト】
赤井剣之介/中村敦夫 やいとや又右衛門/大出俊 お歌/中尾ミエ 捨三/渡辺篤史 島忠助/美川陽一郎 出戻り銀次(EDでは出戻り銀次郎と表記)/鶴田忍 間借りの玄覚/田渕岩夫 聖天の政五郎/深江章喜 おさよ/花紀芽美 草壁大蔵/石山雄大 生駒屋清三郎/大竹修造 おはま/八木孝子 佐兵衛/山村弘三 仙六/下元年世 政吉/森下鉄朗 半次/芝本正 源太/田中弘 女将/近江輝子 おはる/香月京子 おせん/三笠敬子 おしん/八重垣百合 与吉/松尾勝人 芦川次郎左ヱ門/村井国夫 せん/菅井きん りつ/白木万理 中村主水/藤田まこと
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