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第5話 三十両で命が買えるか?
廻船問屋井筒屋幸右衛門の息子信太郎が、土萌(ともえ)屋の娘を手込めにした。土萌屋はその被害を奉行所に訴え出るが、井筒屋が土萌屋に50両もの金を握らせて訴えを取り下げさせる。 信太郎の女遊びは今に始まったことではなかった。井筒屋親子は今までに何度となく、この手段で事態を収拾していた。 ある日、ヤクザの源蔵一家に因縁をつけられたそば屋の主人を助けようと、井筒屋の人足で正義感の強い松吉が大奮闘、ヤクザたちを追い払う。 しかし後日、源蔵一家はそば屋の主人に、松吉に怪我を負わされた治療費として30両を請求してきた。松吉は、またも主人を助けようと30両の工面に動きだす。 一方、新太郎の女遊びは続いていた。今度のターゲットは小料理屋ひさごの女将お弓。力づくでお弓を我がものにしようと、揉み合っているうちに新太郎が持ってきた簪でお弓を死なせてしまう。 松吉は主人である幸右衛門に30両の借入れを申し込み、一度は断られるもののその後了承される。そのかわり松吉は信太郎の殺しの罪を肩代わりすることに。幸右衛門の奉行所への口利きで、その罪は死刑から島流しに減刑されると聞かされて安心する松吉。 幸右衛門は旧知の源蔵に裏工作を依頼、源蔵一家は信太郎の二人の取り巻き、簪を信太郎に売った小間物屋の主人を殺害する。源蔵一家の魔の手は、例の簪の製作者である秀にも伸びようとしていた。 仲間の秀のピンチに仕事人が立ち上がった。左門は秀のボディガードとなり、主水はお弓殺しの真相に迫る。 その甲斐あって秀に襲いかかる刺客の撃退に成功、主水も松吉から井筒屋の名を聞き込む。 その後、松吉は殺しの罪をかぶったまま処刑されてしまう。鹿蔵は、松吉の血の繋がらない娘お咲に接触、彼女から井筒屋親子殺しの依頼を受ける。
【秀の一言】
「俺は狙っている奴は誰だ。井筒屋に頼まれて小間物屋のオヤジと同じように俺を消そうとしてやがる。それほど簪のことが怖いのか。背中を向けてやるから襲ってみろ!」 【主水の一言】 「変な勘違いするんじゃねぇや。俺は茶が欲しかったんだ」 【次回予告】 あてどなく、果てしなく。踏み迷う道、けもの道。神をも恐れぬ葵の紋が、残していくのはただ恨み。『必殺仕事人』御期待下さい。 【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 半吉/山田隆夫 涼/小林かおり 美鈴/水本恵子 おふく/かわいのどか 松吉/天津敏 信太郎/永井秀和 お咲/岩崎良美 与力伊沢/唐沢民賢 井筒屋幸右ヱ門/永田光男 源蔵/芦田鉄雄 お弓/宮田圭子 そば屋主人/北見唯一 銀次/遠山二郎 岩造/出水憲司 小間物屋主人/乃木年雄 チョロ吉/諸木淳郎 ピン太/渡辺憲悟 家主/藤川準 ヤクザ/宮川珠季 せん/菅井きん りつ/白木万理 鹿蔵/中村雁治郎
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