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第8話 仕事人が可愛いい女を殺せるか?
柳原の土手で女郎が仕事人を探しているらしい。仕事人が江戸に残っているという噂が立つことを恐れたおとわは、秀に噂の出所を探るよう指示する。同じ頃、おとわは南町奉行所同心嶋村頼母の妾お種から嶋村殺しを依頼される。 お種から一緒になりたいとせがまれた嶋村が、医者良益と組んで嶋村の妻藤女を毒で薬殺しようとするものの、なかなか上手く事が運ばなかった。それに業を煮やしての依頼である。 仕事人としての初めての八丁堀殺しに躊躇する主水。権力の亡者に反抗心をむき出しにする左門と秀。 左門と秀の探索で、例の女郎が藤女の身をやつした姿であることが判明。おとわは藤女と接触し、自分を殺そうとする嶋村の抹殺を依頼される。 主水が嶋村を斬殺した直後、藤女は致死量をはるかに越えた毒を飲み干し嶋村に寄り添いながら息絶えた。
【左門の一言】
「女房が肝の臓を悪くしておる。薬を貰えぬか。毒消しの薬をな!」 【おとわの一言】 「お客さん。この人はね、元八丁堀同心嶋村頼母って間抜け野郎の女房だったんですよ。お藤って言ってね。亭主が飲ませた毒が体中に回っちまってさ、とうとう男無しじゃいられない体になっちまったんですよ」 【主水の一言】 「非道えよな。こんないい女をこんな風に変えちまった野郎は許せねえよな」 【次回予告】 闇に浮かぶ蛍は、母と子の恨みの火。無実の証もむなしく、息子は島抜けで追われ、母は襤褸に生きる。悲しみの闇に、いま仕事人が走る。『必殺仕事人』御期待下さい。 【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 半吉/山田隆夫 涼/小林かおり 美鈴/水本恵子 おふく/かわいのどか 藤女/吉行和子 嶋村頼母/亀石征一郎 お種/江崎英子 与力伊沢/唐沢民賢 医者良益/有川正治 和泉屋庄助/北原将光 松吉/堀北幸夫 正太郎/加藤正記 坊主/佐々木松之亟 夜鷹の客/美鷹健児、東悦次 せん/菅井きん りつ/白木万理 おとわ/山田五十鈴
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