日光街道を旅していた鹿蔵は、通りかかった春日部村が連続放火の被害に遭っているのを知る。
春日部村の惨状は鹿蔵からおとわへ伝えられた。
しかも鹿蔵は村人たちに仕事人へ依頼するよう仕組んでいた。

春日部村の庄屋が小額の金しか差し出さなかったことに腹を立てた大目付大日方主膳が、庄屋を殺害後、村の民家を焼いて回ったというのが事件の真相。
村へ赴き、家族を焼き殺された遺族たちの訴えを耳にした秀と半吉。
だがその遺族たちも大日方の部下たちに斬り殺されてしまった。秀と半吉はその現場を目撃する。

大目付大日方の一行は次なる村へ向かっていた。
その村では何年かぶりに祭が開かれるはずだったが、大目付の逗留を理由に中止させられてしまう。
おまけに峠下の道を拡張しろ、そのために百姓をすべて動員しろ、その間稲刈りはするな、と大日方は無理難題を名主耕兵ヱに押しつけてきた。

そんな矢先、秀が単身大日方殺しを目論むが失敗。窮地に陥る仕事人の前に、ようやく主水が駆けつけた。
顔ぶれが揃った仕事人は、この世の地獄を生み出す大日方一味を地獄にたたき落とす。

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