必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2007.10.06) 次回予告を追加。
第25話 裏の裏のそのまた裏に何があるのか?
「盗みはすれど人を殺さず女を犯さず」をモットーにしている盗賊闇の十兵ヱ。
そのモットーを裏切るように十兵ヱ率いる一団が江戸で連続5件の強盗殺人を重ねた。

事件を追いかける主水に襲いかかる盗っ人装束の女、佐和。
彼女は主水の仕事人としての腕を見込んで殺しを依頼する。
佐和は十兵ヱの娘だった。佐和は、十兵ヱに反して非道な盗みを働く巳之吉に父親を殺され、あまつさえ二代目を名乗られた巳之吉を、この手で討ち果たそうとしていた。
その仇討ちが失敗した場合の保険として、仕事人に巳之吉殺しが託されたのである。

そして佐和が仇討ちに失敗し命を落としたため、仕事人はまず巳之吉の居所となる盗人宿の探索に乗り出す。
同時に、佐和が仕事人に依頼していると知った巳之吉らも仕事人に真っ向勝負を挑む決意を固めていた。
その晩、秀と左門の住む長屋が一味に襲われ、美鈴がさらわれてしまう。

左門は奉行所に美鈴誘拐の被害を届けたものの、伊沢様に十兵ヱ一味の仲間割れによる事件だと疑いをかけられ、遂には番所に連行されてしまった。
加えて秀が、依頼人も殺しの標的も仕事人の身元を知っていることに不信感を募らせ、今度の仕事から手を引いた。

ひとり取り残された主水は、十兵ヱと義兄弟の間柄である元盗賊・猿(ましら)の三次と再会し、巳之吉の居所を探し出してもらうことにした。
三次から巳之吉の盗人宿が上州屋であることと、次のターゲットが松前屋であることを知らされた主水は、すでに巳之吉が引き払った後の上州屋に乗り込み美鈴の救出に成功する。

そして巳之吉殺しの誘いに応じた左門を番所から連れ出した主水の背後には、同じく殺しに臨もうと駆けつける秀の姿も。
いよいよ仕事人と巳之吉一味の全面戦争が幕をあける!

【主水の一言】
「人間じゃねえや。人間じゃねえから、こんな仕事してるんだ」
【左門の一言】
「頼む。俺や美鈴のために、今度の仕事から手を引かないでくれ。俺は元締に勧められてこの道へ入った。それで今日まで生き延びてきた。その恩もある。そのかわり数え切れないほどの人も殺してきた。それでも一分の理屈はあったと思っている。それに今、巳之吉の脅しにのって手を引けば、もう仕事人はこの世からいなくなってしまうだろう。そうはさせぬために美鈴が死んでも、止むを得んことだ。俺が今の仕事で生きている以上、たとえ女房子供が本当のことを知らなくても、そのために命を落とすことは避けられぬ。俺たちの仕事はそうしたものだ。当の昔にわかっていたんだが。」

【次回予告】
暗い過去、求めてやまぬ、時の流れの埋めあわせ。激しく、なまめかしく、艶やかに、おんなの中を吹き荒れる。『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 半吉/山田隆夫 涼/小林かおり 美鈴/水本恵子 与力伊沢/唐沢民賢 佐和/津山登志子 源太/島米八 十兵ヱ/藤沢薫 松前屋/藤尾純 萬手/布目眞爾 番頭/沖ときお 大家/藤川準 遣り手婆/武田てい子 子分/森山紹秀、北剛、橋本和博 上州屋主人/松尾勝人 巳之吉/綿引洪 猿の三次/須賀不二男 りつ/白木万理

本放送日:79.11.02  脚本:國弘威雄  監督:高坂光幸 

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