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第30話 酔技田楽突き
南町同心中塚六兵ヱが、盗賊白虎とその手下を捕らえた。同心頭となっての初手柄が、奉行所を散々手こずらせた白虎の捕縛とあって、早川様も満足の様子。 しかし、当の白虎は自分を白虎だとは認めようとしなかった。 刑場に連行された白虎を見たお清も、磔られた男が白虎ではないと言い出す。 そんな言葉に役人たちは聞く耳も持たず、本物かどうかも判らぬ白虎一味に死刑を執行してしまう。 お清は、自分の家族を殺した本物の白虎を殺してほしいと六蔵に依頼した。 主水は過去の白虎の事件を調べ、白虎が奉行所の警戒網を避けて盗みを働いていることに気づいた。 ニセ白虎を捕らえた中塚に疑いを持った主水は、加代に中塚を尾行させる。 その頃秀は、頼み料調達のために女郎屋に身を売ったお清に接近し、本物の白虎には頭部に火傷があることをお清から教えられる。 そして加代の調べで、中塚は毎月10日20日30日に左門のおでん屋に通う常連さんであることがわかった。 しかも同じく常連である宗匠や魚辰と共に、おでん屋を白虎一味との密談の場所に利用していたのだ。 頭巾で頭部を隠している宗匠こそ火傷を負った本物の白虎に違いない。 主水は、奉行所の人員の殆どが警備に割かれる二の酉に、手薄な奉行所の隙を突いて白虎一味が犯行に及ぶと睨んだ。 そして二の酉の晩、おでん屋に集い密談を終え散っていった悪しき常連たちを追って、仕事人が動き出す。
【主水の一言】
「いや冷えますなあ、今夜も。どうですか、例のところでおでんで一杯」 【次回予告】 おかめの面の下に、何が隠されているのか?知られてはならぬ女の秘密が暴かれるとき、悲劇が哀しい姉弟(きょうだい)を追いつめる。『必殺仕事人』御期待下さい。 【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いづみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心早川/早崎文司 美鈴/水本恵子 中塚六兵ヱ/船戸順 お清/仁和令子 白虎/近藤宏 魚辰/妹尾和夫 熊造/遠山二郎 猪蔵/筑波健 丑松/山本一郎 長助/有光豊 八百屋/大橋壮多 清兵ヱ/宇藤仁一郎 お米/三星東美 子分/東悦次、梶山雅一 せん/菅井きん りつ/白木万理
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