必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2007.10.06) 次回予告を追加。
第39話 櫛技斬!子守唄
女性ばかりを狙う辻斬りが続発。受け持ち区域でも事件が起き、主水は早川様から大目玉を食らうはめに。
辻斬りを捕らえられなければお役御免…主水にリストラの危機が迫る。

一方、おしまは髪結いお房から"店に男を連れ込んでいる"件で脅されていた。
おしまと加代は"その男=六蔵"と推察し、お房が仕事人の秘密を知っているのではないかと疑いを持った。
加代から報告を受けた主水はお房を独自に取り調べ、お房の脅迫が実は口から出まかせだったと知る。
しかもお房は他にも何件か強請りのネタを持っていて、左門も"おでん屋の看板娘は実は左門の妻"というネタで脅されていた。
でも強請りの代償が月に2度おでんをおごることで、強請ってるお房が美鈴に土産を持ってくるなど、お房はどことなく的外れな脅迫者だった。
主水に強請りを察知されたことですっかり意気消沈したお房は、おしまに脅迫の中止を宣言した。
これでひと安心と笑顔の主水たち。しかし秀はお房が堂々と強請りを働かないことに怒りを覚える。

ある夜、秀は女性の悲鳴を聞きつけ、辻斬りに遭遇した。凄腕の辻斬りに左腕を斬られた秀は命からがら逃げ延び、ようやく他人の家に逃げ込んだ。
なんとそこはお房の家だった。秀はお房の看病を受け無事回復する。
秀は、お房が火事で焼け出された孤児数人を預かりその養育費を稼ぐため、強請りを働いていたことを知る。
子供を育てるためにしたくもない強請りを続けるのだと決意を語るお房。お房を強請り屋として軽蔑していたことを素直に詫びる秀。二人は心を通わせ、やがて体を重ねるに至った(このシーンに挿入歌「いま走れ!いま生きる!」が初使用)。

秀は浮気者弥助の情報をお房に提供する。少しでも金の足しに考えた秀の思いやりだった。
お房に脅された弥助は、直参旗本橋爪源十郎の元へ駆け込んだ。弥助は橋爪との悪事をお房に知られたと思い込んでいた。それに対し橋爪も「女とは男を裏切り邪魔をする存在」と言い、お房を斬る考えだった。

その晩またも辻斬りが起き、現場に駆けつけた主水は被害者となったお房の死体と対面する。
秀から弥助の名を聞いた主水は弥助を問いつめ、辻斬りの正体が橋爪であること、弥助がその刀を研いでいたことを自白させた。
辻斬りの正体を遂に突き止めた主水に、秀が橋爪を裏の仕事で仕留めたいと言い出した。
主水は早川様に犯人が直参旗本だと告げ逮捕を思いとどまらせ、それと同時に秀と左門が橋爪に襲いかかる。

【主水の一言】
「しょうがねえなあ。この野郎には本当に手を焼くぜ。小遣いも足りねえトコだし、今回は色男の顔を立ててようじゃねえか」

【次回予告】
松吉「おいらが働くよ!お足つくって早くおっ母ちゃんを迎えにいこうよ!」
迎えに行ったはずの父親も戻らず、幼い心に悪辣な高利貸しの非道が知らされる。
松吉「お母ちゃーん!」
『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心早川/早崎文司 美鈴/水本恵子 橋爪源十郎/石橋雅史 弥助/島米八 おきん/丸平峯子 刀剣商/伊波一夫 内儀/常山直子 お房/吉田日出子 せん/菅井きん りつ/白木万理

本放送日:80.02.15  脚本:野上龍雄  監督:岡本静夫 

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