必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2007.10.06) 次回予告を追加。
第41話 織技重ね裏返し
夜回りの最中、通りかかった千年橋で男性の悲鳴を聞いた主水。
その橋の下を船で渡る川船改役大沢帯刀は、酔っ払いの遠吠えだろうと橋の上の主水に言った。
だが翌朝、千年橋付近で男性が身投げしたと通報が入る。主水は早川様にどやされる始末。

江戸へやってきた茂平は、幼馴染みの番頭忠三郎と女中お志乃がいる呉服屋越前屋で働くことになった。
そして茂平とお志乃は故郷にいた頃からの恋仲で、すぐさま同居生活を開始する。

その晩、茂平は忠三郎の抜け荷の仕事を手伝うことになった。ところがその現場を早川様に見つかり、逃走するも何者かに斬り殺されてしまう。斬ったのは川船改役大沢の部下村木だった。早川様の呼び子を聞きつけた主水は、現場を去る川船改の船を目撃する。

翌朝、茂平の死が博打によるいさかいに因るものだと、大沢がでっちあげた。
この事件が元で越後屋にいられなくなったお志乃は、忠三郎と越前屋主人宗右ヱ門の妻お艶の助言で、根岸にある越前屋の仕立て場へ出向することになった。

忠三郎は、宗右ヱ門から命じられた抜け荷を断れず、その仕事に茂平を巻き込んだことを後悔した。抜け荷が失敗したために、茂平は宗右ヱ門の手下に殺されたに違いない。そう告げられたお志乃は、仕事人に宗右ヱ門殺しを依頼する。

お志乃の転職先の仕立て場は、忠三郎とお艶が密売する御禁制の唐織り物の秘密工場だった。大沢と村木は、川船改役という役目を利用して忠三郎の唐織り物の抜け荷に手を貸していた。
仕立て場の奉公人たちはその工場で無給で働かされていて、お志乃は仕立て場から持ち出した唐織り物を上総屋に質入れし、金を調達した。無給仕事がたたり病いに倒れた奉公人おみよを救うために。

主水はその唐織り物を手に越前屋に乗り込み、忠三郎とお艶に接近する。
それを機に妻と番頭による抜け荷を知った宗右ヱ門は、忠三郎とお艶の手によって絞殺された。
そしておみよも息を引き取る。

【主水の一言】
「お前ェたちに餞別渡そうと思ってやって来たんだ。三途の川渡るにはこれぐらいの銭はかかりそうだぜ」

【次回予告】
目指す仇は直参旗本。親を殺された娘が、夜鷹に守られ荒れ寺に隠れ住む。恨みの一心が貯めた仕事料。『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心早川/早崎文司 美鈴/水本恵子 お志乃/児島美ゆき 忠三郎/荒谷公之 お艶/茅島成美(EDでは芽島成美と表記) 宗右ヱ門/高城淳一 大沢帯刀/天野新士 村木/筑波健 茂平/大橋壮多 おとき/小柳圭子 おみよ/稲田弘子 おくみ/福島幸子 せん/菅井きん りつ/白木万理

本放送日:80.02.29  脚本:武末 勝  監督:原田雄一 

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