必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2007.10.09) 次回予告を追加。
第54話 呪い技怪談怨霊攻め
浪人宮田宇右衛門は、小間物屋で見かけた弥生が、器量良さそうなのに未だ独身であることに疑問を持った。
こいつは何かあるに違いない。宮田は浪人仲間長野・竹中と共に、何かありそうな弥生に近付いて一儲けしようと企む。

弥生の父伊東甚兵衛は、中津藩の組頭なのだが、藩重役たちの弱味を握ったのが災いし、娘弥生に婿がなかなか取れずにいた。
婿養子の話が持ち上がると、重役たちが相手方に圧力をかけて、縁談をぶち壊してしまうのである。

「長野・竹中が暴漢に化けて弥生に襲いかかるのを、宮田が助けに入り弥生を守る」という田舎芝居で、宮田は見事伊東家にあがることに成功。しかも宮田は甚兵衛に一目で気に入られ、弥生との交際も認められる。

その頃、仕官の口を求めて旅立った夫を追いかけて江戸へ出て来た菊乃と息子和之進が、畷さんファミリーの世話になっていた。
ある日和之進は町中で父と遭遇するが、その男に突き飛ばされてしまう。その父とはなんと宮田だった。
百二十石取りの伊東家に嫁げるかも知れないチャンスが、妻子持ちだとバレたらその場でおしまいになってしまう。宮田は和之進の言うことを言いがかりだと断言した。

だが宮田の嘘はすぐに甚兵衛にバレてしまった。甚兵衛はその事を弥生に秘密にして、すぐにでも二人の婚礼を行うと決断する。そう言われると宮田は、逆に家族が愛おしくなってしまった。それとは逆に甚兵衛は、宮田の家族を殺してでも宮田と弥生を結婚させようと目論む。

主水と加代の調べで、中津藩上層部が行った絹織物の密売の秘密を知った甚兵衛が、密売相手の呉服商人から大金を巻き上げていることが判明。
それほどまでに狡猾な甚兵衛なら宮田の妻子を始末してもおかしくはない。主水は左門に菊乃・和之進を江戸から去らせるように指示するが、時すでに遅く親子は心中死体として発見される。

妻子の死を知った宮田は、甚兵衛に仇討ちしようと長野・竹中に助けを求めるが、すでに甚兵衛と内通していた長野・竹中によって斬殺されてしまった。

いよいよ婚礼の晩、花婿の宮田が死んだため急遽その場を取り繕うことにした甚兵衛・長野・竹中の三人。
仕事人たちは、婚礼の席上で殺しの儀式を繰り広げる。

【主水の一言】
「本日は誠に…御愁傷様でございます」

【次回予告】
足利屋から子供が誘拐された。五年前の恨みを晴らすために島抜けした丈吉の復讐が始まる。だが人違いと知ったとき、丈吉の目の前に思わぬ悲劇が。『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心早川/早崎文司 美鈴/水本恵子 宮田宇右衛門/船戸順 菊乃/北川恵 伊東甚兵衛/横森久 お梶/荒木雅子 長野/西園寺章雄 和之進/岩瀬浩規 弥生/村瀬智子 竹中/河野実 小間物屋/西川ヒノデ せん/菅井きん りつ/白木万理

本放送日:80.06.06  脚本:石森史郎  監督:松野宏軌 

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